BPM の主たる適用領域としては、マーケティングおよび販売活動における「クレーム処理」や「ローン承認」、資源管理および調達購買における「買掛金管理」や「立替金精算」や「資産管理」などが挙げられる。BPM歴の長い企業では「売掛金の管理」や「予算編成」などの難易度が高い業務プロセスにもBPMを適用する傾向にある。
以下は「買掛金」を管理する仕組みの中でも、最もシンプルなものだ。スイムレーンに「経理」が登場しないが、上司承認された請求書を一覧すれば、月末に一括して振込処理を行える。
<各タスク名>
1.請求書受領、2.支払承認、3.不明点対応
[買掛金管理-上司承認:「2.支払承認」画面]
<各プロセスデータ名>
- 件名 ≪支払先/用途 例:日本印刷/チラシ5000枚≫
- 文字型: 支払先
- 数値型: 金額
- 日付型: 発注日
- 日付型: 支払期限
- 文字型(複数3行): 請求書の概要
- ファイル型: 請求書のスキャンデータ
- 選択型: 上司承認フラグ(OK / NG)
- 掲示板型: 社内通信
もちろん『経理』の「支払処理」を明示的に登場させることも悪くない。経理担当者が下流タスクである「支払い」を完了させたかどうか、上流タスクを実行した購買担当者も把握することが出来る。当然ながら、タスク『4.支払』の締切日は『支払期限』になる。
<各タスク名>
1.請求書受領、2.支払承認、3.不明点対応、4.支払
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