なお、在宅勤務制度の制度設計を完璧に行うことは不可能に近い。申請フローや報告フローには、BPMサイクルの考えを適用し「あるべき業務フローに少しずつ近づける」と言うスタンスで臨みたい。大切なことは、在宅勤務実態はリアルタイムに可視化し、把握する事だ。(Business Process Management: 業務プロセス管理)
以下のワークフロー定義では、『在宅勤務の業務報告は円滑に!』の報告フローにおいて、「在宅キャンセル」の判断を行った事を簡単に記録できる。すなわち、在宅勤務の予定を変更した場合も正確に捕捉できる。
参考:
<各タスク名>
1.業務報告、1b.業務報告、2.確認、3.不明点対応
[在宅勤務-業務報告-キャンセル:「2.確認」画面]
<各プロセスデータ名>
- 件名≪例:5月16日 佐藤一郎(通常、全て自動的に入力されます)≫
- ユーザ型: 在宅勤務希望社員
- 日付型: 在宅勤務予定日〔タスク1の締切〕
- ユーザ型: 承認上司
- 選択型: 在宅予定 (在宅実施 / 在宅キャンセル)
- 選択型: 不明事項確認フラグ(不明事項アリ / 不明事項ナシ)
- 掲示板型: 社内通信
ちなみに『在宅実施/在宅キャンセル』のフラグ管理をすることで、例えば「前週の在宅勤務者数」や「今月の在宅勤務のべ日数」などをリアルタイムに集計する事ができる。隠す必要のないデータと考え、プロセスデータの閲覧権限を全社員に付与することも検討したい。
なお、上司本人が在宅制度をフル活用している場合などには、以下のワークフロー定義の様に『2b.在宅キャンセル確認』タスクを定義することで「在宅キャンセル」の情報を明示的に取得できる仕組みも考えたい所だ。
<各タスク名>
1.業務報告、1b.業務報告、2.確認、2b.在宅キャンセル確認、3.不明点対応
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