プロセス見直しの季節
4月。日本では「新しい1年が始まる月」です。
国の会計、地方自治体の会計、学校の新学年などが、4月に始まるだけでなく、新社会人の入社式も4月に一斉に行われます。(約2割の日本企業は4月に会計年度を始めます)
日本において4月は、「業務プロセスの改善モチベーションが上がる月」あるいは「業務プロセス改善にはモッテコイの月」と言えるでしょう。
そして当ブログを運営している Questetra 社においても、4月は業務プロセスの更新量(ワークフロー・アプリのバージョンアップ回数)が増えます。
あえて所要時間を伸ばす?
今回紹介する業務プロセスは、「全工程の所要時間を伸ばす」という少し変わった改善例です。普段の業務改善は、日頃の業務中に感じた「不満」や「課題」に対して『フローの改善』や『データ入力画面の改善』を考えるのが常です。
- 工程の自動化
- ダブルチェック工程の追加
- ガイド文の追加
- 便利ボタンの設置
しかし、年度の区切りである4月においては、「全体集計作業を通じて感じた非効率」について対処したくなる場合もあります。この業務プロセス(ワークフロー・アプリ)では、あえて途中滞留させる変更が行われています。(ヒューマン工程「x.差戻滞留」の追加)
※ 改善前の業務プロセス: 第511話:振替伝票ファイルを自動生成させる(Excel-CSV)
[請求書発行プロセス-滞留]