例えば「見積書」(前回記事)であれば、大まかなに、(1)上司承認、(2)客先提出、(3)受注確認、といったステップになるだろう。その設計において、
- 税務や会計などの「専門知識」
- 他システム連携やデータ加工といった「システム知識」
- 月次決算の迅速化といった外部圧力やそれに対する使命感
- 会計記帳と財務出納の分離といった相互牽制(内部統制)の工夫
しかし一方で「請求書」の場合は、その下流工程に「売掛金の記帳」「入金の確認」「証憑としての保管」といった重要な作業が続く。実際、業種業態や会計方針、そして導入済みの他システムによって各社様々だ。業務プロセスの始点(開始ポイント)や終点(終了ポイント)ですら、その「あるべき姿」は各社違う。
以下のワークフローは、「請求書の発行後」にフォーカスされた業務プロセスだ。経理部門に閉じた業務プロセスではあるが、「会計ソフト/会計クラウドへの入力を軽減させる」などの工夫がある。
[請求書発行から会計記帳まで]