業務:年末調整
年末の風物詩「年末調整」。経理部は、1月から11月にかけて概算で徴収してきた『所得税』を、年末12月に精算するのだ。そのためには全社員について「扶養家族の数」や「保険料の支払い」といった情報が必要になる。
去年までは「社員側が開始させる申請ワークフロー」を使ってきた。
- 年末調整の「保険料控除」、ややこしい計算を自動化! (2015-11-30)
- 年末調整書類の提出はクラウド型ワークフローで! (2016-11-14)
もちろんこのフロー、、、経理側が黙っていて次々申請されるモノではない。11月中旬に「月末までに申請してくださいよーーー」という社内アナウンスを、2度・3度と実施する必要がある。1割くらいの人が「月末まで」を守らないので、12月に入ればスグに督促活動に入る。そうしないと12月中に精算を終わらせられない。(税理士さんにも迷惑がかかる)
もっとも、あの膨大な入力フォームも、昨年の申請を[再利用してプロセスを開始]すれば、年度情報を「+1」するだけで完成するので、(しかも自動計算機能もあるので)、ヤル気になれば一瞬で終わる作業なのだが。。。
うーむ、気分よく年を越したい。。。(本期限の「1月精算」はミス対応のための予備日)
※ ちなみに台紙PDFは、毎年の変更手間を減らす細工がなされている (Questetraアドオン)
- 平成X年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申請書(76フォーム)
- 平成X年分 給与所得者の保険料控除申請書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申請書 (157フォーム)
課題:未提出者に対する督促
しかし、、、やはり「社員が開始させるフロー」は「誰が未提出なのか」が分かりにくい。ただでさえタイトなスケジュールだ。経理部にとっては「未提出者の一覧」こそが重要なのに。。。他の申請と違って、「提出者の一覧」は、どうでもイイ。(優秀な社員の一覧?)
一度、全社員の[マイタスク]に、『年末調整書類の提出』を強制的に流し込むワークフローについても検討してみよう!! そのやり方であれば、「申請が完了していない社員」を簡単に捕捉できるはずだ。
※ どうやら近い将来、会社での年末調整は廃止されるようだし、(日経新聞 2017-10-16:「政府税調、年末調整の手続きを電子化する方針」)、「プロセス改革」の練習にちょうど良い!?! ついでに「再提出/再作成が必要なフロー」も整備したいな。。。
[年末調整書類の提出フロー]