前回「第595話:アンケート回答期限、もうひとつの設定方法」では、「タイマー時刻をデータ設定式でセットする方法」について紹介しました。

記事の中で、工程を減らしてワークフロー図の視認性を高める方法として、

「サービスタスク(データ設定)」については、ひとつの工程で、複数のデータ項目に値をセットできるようになっています。「サービスタスク(データ設定)」が連続して配置されている場合、ひとつに統合することを検討ください。

といった内容を案内しました。

「ん?具体的にはどうやってやれば良いの??」という声が聞こえてきそうなので、実際に過去のワークフロー図を書き換えてみましょう!

[請求&入金確認フロー1]


[請求&入金確認フロー1(工程統合)]




前回、「イベント参加者アンケートに回答期限を設定」では、サービス工程を利用して『7日後に締め切り』をセットしました。アンケートに期限を設けることで、未回答であった場合にも、業務プロセスが滞留し続けることを防ぐことができます。

[イベント受付フロー-アンケート(期限セット)]

『7日後』の設定には、データ設定式を利用しています。
「#now.addDays(7)」と書くことで、「回答期限設定」工程にトークンが到着した時点(#now)から『7日後』を「回答期限(日付)」にセットすることができます。

<「回答期限設定」設定画面>

日付日時を表すデータ設定式には、他にも、
  • ・2時間30分後:#now.addHours(2).addMinutes(30)
  • ・月末:#now.getLastTimeInMonth()
  • ・翌月5日:#today.getFirstTimeInMonth().addDays(4)
といったものがあります。
(他のデータ項目でも「データ設定式」を利用可能です。詳細は「M227: 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する」を参照)


前回は、「少人数セミナー」といったイベント受付を行うためのワークフローに、イベント開催後にアンケートを行うための仕組みを追加しました。参加者にアンケート回答してもらい、イベントの感想やフィードバックをもらうことで、次のイベントをより良いものに変えていくヒントになります。

ただ、前回のワークフローでは「アンケート回答されるまで待ち続ける」必要がありました。全ての参加者がすぐにアンケートに回答してくれたら、業務もスムーズに進みますが、残念ながらそういう訳にもいきません。(自分も含めて)アンケートに回答しないときもありますよね。。。

ということで、今回は、「アンケート回答に期限を設ける」ようにワークフローを改良します。期限を過ぎても回答がない場合、案件は自動的に終了するようになっています。


[イベント受付フロー-アンケート(期限セット)]