工程の無人化による生産性向上
前々回記事と
前回記事では、ワークフローシステムから「PayPal 請求システム」をコントロールする仕組みを紹介しました。
これらの仕組み(ワークフローアプリ)には、フロー図の途中に自動工程(Addonサービス工程)が配置されています。つまり、請求案件がこれらの工程に流れ着く度に、
- 『PayPal請求書』を生成せよ(PayPal Create)
- 『PayPal請求書』を送信せよ(PayPal Send)
- 『PayPal請求書』の決済ステータスは何か?(PayPal Check)
といった「リクエスト」がワークフローシステムから自動的に発信されます。言い換えれば「電子請求書の生成」「電子請求書の送信」「電子請求書のステータス確認」といった経理業務が「無人化」されています。(PayPal Invoicing API との REST/OAuth2 通信)
今日では、この例のような「決済システム」(*1)に限らず、様々な情報システムの操作が自動化され、生産性向上が図られています。たとえば「Storageシステム」(*2)への見積書保存や、「表計算システム・データ管理システム」(*3)での商品マスタ管理などが代表的な例と言えるでしょう。
*1: PayPal, Stripe, etc. *2: Dropbox, Box, Google Drive, etc. *3 Google SpreadSheet, Kintone, etc.
<設定画面:Paypal Create>
<設定画面:Paypal Send>
<設定画面:Paypal Check>
#プロセスオーナーはAddon自動工程のプロパティを設定するだけで良くなった(プログラミング知識が必要なくなった)という点も普及要因
どの様な状態変化まで無人対応させるべきか
しかし工程の無人化は「メリットばかり」ではありません。
たとえば
前回記事では、電子請求書のステータスが『PAID』(支払い済み)になるまで確認し続ける(ループし続ける)という業務フローになっていました。
確かにヒトは介在しないので「確認作業」そのものには人的コストは発生しません。
しかしながら、もし「発注キャンセル」や「他の決済方法での送金」といった事象が発生しているのなら、場合によっては「出荷処理」という業務を止める必要があるかも知れません。場合によっては「売上計上」という処理にも修正が必要になってくるかも知れません。やはり「影響度×発生確率」が大きい状態変化ついては、業務プロセス定義として「想定外」のままにするのではなく、できるだけ「想定の範囲内」にしたい所です。
以下の業務プロセス定義では、比較的発生頻度の高い「CANCELLEDステータス」(キャンセル)について考慮されています。すなわち、支払いが拒否された場合などにアラートメールを発信する、という工夫が追加されています。
[Paypal請求書発行プロセス-キャンセル通知]