確かに "社内に閉じていない業務プロセス" は、改善による投資効果は大きい。例えば、より早く・よりミス無くレスポンスできる企業体質になれば、業績は自ずと向上するだろう。
しかし、、、
- 全ての処理記録を残す
- 案件属性に応じてフローを自動分岐させる
- 請求書PDFは手作業では無く自動的に生成させる
- 全案件の現在進捗を、いつでもモニタリングできる様にする
最初から "完璧な業務プロセス" を定義しようとしてはイケナイ。業務プロセス管理活動(BPM活動)のキモは "小さく始める" 所にある。例えば、全工程ではなく部分的な工程で始めるのも良い。例えば、全案件ではなく例外案件は無視した形で始めるのも良い。
以下のプロセス図は、ホームページ制作会社の "受注納品請求フロー" だ。初見、長大にも見えるが、1分ほど眺めると "意外とシンプルな業務プロセス" と分かる。要するに1つの受注登録に対して、1つの請求書が発行される仕組みだ。言い換えれば、請求(納品)が2段階に分割される様なケースは想定していない。
さて、、、実運用の過程で "2段階納品" の案件が、無視できない発生頻度となってきた、とする。どの様なプロセス改善が考えられるであろうか?
[受注納品請求フロー]