プログラミング知識の活用
「スクリプト工程」とは、業務プロセス内にある「自動工程」の一種です。たとえば、
- 上流工程で入力された『出勤時刻』と『帰宅時刻』を参照して、
- 自動的に『勤務時間』( {帰宅時刻} - {出勤時刻} )を算出する
逆に言えば、その様なスクリプト工程を日報フローに組み込めばすれば、社員に『勤務時間』を記入してもらう必要が無くなります。
何が出来るのか?
ワークフロー基盤側で行われる自動処理は、いわゆる『サーバサイド処理』です。つまり、業務プロセスを流れてきた案件が「スクリプト工程」に到達すれば、自動的にデータが参照され、また書き換えられます。全ての処理は人間の関知しないところで実行されます。
そこにセットされるプログラムコードは
- 「業務データの参照」に始まり、
- 「様々な演算処理」を経て、
- 「業務データの書き換え」で終わる
どの様な「演算」が可能なのか?
たとえばクラウド型ワークフロー製品である『Questetra BPM Suite』の場合、「サーバサイド JavaScript (ECMA Script) をセットできる」(※)という仕様となっています。そして、以下のような演算が可能です。- 基本的な数値データ演算(四則演算、平方根、指数、四捨五入、乱数…)
- 基本的な文字列データ操作(結合、分割、整形、抜き出し、置換、検索…)
- 基本的な日時データ操作(加算、減算、経過計算、曜日判定、和暦変換…)
- JSON データの生成や解析
- XML データの生成や解析
- HTTPリクエストの送信(データGET、データPOST、OAuth2通信、Basic認証…)
- SMTPリクエストの送信(メール送信、添付ファイル生成、文字コード変換…)
※ 詳細情報はコチラやコチラ
[出退勤報告フロー-時分表示]