では、「業務プロセス内」の自動化について
- A. 業務プロセス内の「次の工程」に自動的に進むようにする
- B. 業務プロセス内の「とある工程」が無人で処理されるようにする
今回(最終回)の記事では「業務プロセス間」の自動化について、整理してみたいと思います。
業務プロセス同士の接続
◇ 業務プロセスの位置づけ
これまでは『見積書承認プロセス』や『受注報告プロセス』といった「個々の業務プロセス」にフォーカスして議論しました。しかし、全社視点での自動化(生産性の向上)を推進するには「業務プロセス同士の接続性」についても考えなければなりません。このようなステージでは、あらかじめ社内の「業務プロセス」を可能な限り列挙しておくことが改善議論の近道となります。
つまり、全体俯瞰によって各業務プロセスの位置づけや依存関係が明らかになり、また各業務プロセスのあるべき「インプット」と「アウトプット」が明確になります。伴って、業務プロセスの責任者(プロセスオーナー)が目指すべき運用方法や改善方向も明らかになるでしょう。
◇ 業務プロセスの列挙
では社内には、どのような「業務プロセス」があるのでしょうか?事業内容や組織規模によって大きく異なるのは言うまでもありません。同時に「社内全ての業務詳細を把握できている人は居ない」と考えるべきでしょう。つまり「業務プロセスの列挙」は誰が担当するにしても、ある程度の現場ヒアリングが必要となります。
そして、調査結果の列挙の際は、全体俯瞰しやすいようにカテゴリ分類して列挙するのが重要と言えます。
方法論としては、会社の損益を計算する際の「製造原価」「販売費」および「一般管理費」といった費用区分や、研究機関のプロセス分類法を活用して、社内の業務プロセスをマッピングするのが現実的となります。
<APQCによるプロセス分類手法>
- 戦略立案プロセス (Develop Vision and Strategy)
- 製品開発プロセス (Develop and Manage Products and Services)
- 製品販売プロセス (Market and Sell Products and Services)
- 製品納入プロセス (Deliver Products and Services)
- 顧客支援プロセス (Manage Customer Service)
- 人材開発プロセス (Develop and Manage Human Capital)
- IT管理プロセス (Manage Information Technology)
- 財務管理プロセス (Manage Financial Resources)
- 設備管理プロセス (Acquire, Construct, and Manage Assets)
- リスク管理プロセス (Manage Enterprise Risk, Compliance, and Resiliency)
- 渉外関係管理プロセス (Manage External Relationships)
- 遂行能力開発プロセス (Develop and Manage Business Capabilities)
[見積承認プロセス-受注報告を起動]
[受注報告プロセス-見積承認から起動]










































