営業部長なら誰でも気になる売上予算。いや、営業部長でなくても、会社の売上進捗が気になって仕方がない人は多い。
- 何枚の見積書が提出されているのか?
- その見積書の総額は幾らなのか??
- そろそろ「受注報告」が上がってきても良さそうな案件は何???
当然の話だが、、、「売上高」を予想したいなら『見積書トラッキング』が欠かせない。
もし「見積起案」や「見積承認」や「結果報告」といった一連の見積業務が進捗管理されていれば(ワークフローで管理されていれば)、『どの工程に、どんな案件が、何件あるのか?』が一目瞭然となるだろう。フローを流れた過去の案件を集計すれば『受注率』だって簡単に算出できる。
(ていうか、見積書の提出総額がワカラナイなんて「営業部の生産性」が問われる…)
以下のワークフローは「1.見積内容の起案」に始まり「4.受注失注報告」に終わる『見積作成フロー』だ。(将来的には『請求プロセス』に接続したい)
見積作業が開始されれば、営業部長も、営業も、自分が今やらなければならないこと(「見積書を承認しなければならない」、「見積書を客先提出しなければならない」など)が明確になる。そこに「ムダな待ち時間」はない。もちろん「対応モレ」や「報告モレ」なども一切ない。
そして役員連中は、四半期決算ごとに「提出済みで受失注報告待ちの見積書」(第4工程に滞留している見積書)をチェックするのだろう。
[見積作成フロー]
『見積書トラッキング』は、何も会社のためにだけ存在するのではない。
たとえば、個々の営業スタッフであれば、
- 自分が先月提出した見積書は何枚で、その総額は幾らだろう?
- 自分が今年提出した見積書は、何割くらいが成約につながったのだろう?
- あの先輩は、先月何枚の見積書を提出したのだろう??
- あの先輩は、何割くらいの成約率なのだろう??
全ての見積書がトラッキング対象になれば、「過去」や「現在」が明らかになるだけでなく、これから先の「未来」についても大きなヒントを得ることができるだろう。
なお、このワークフローでは「見積書PDF」が自動生成されるだけでなく、社内SNSでの情報共有も自動化されている。すなわち、見積書を起案した際には営業部内のSNS「OpenChat」に自動投稿され、めでたく受注した際には全社のSNS「Slack」に自動投稿される仕組みだ。
社内から沢山の「いいね」や「コメント」をもらえれば、モチベーションも上がる。
ちなみに、この自動投稿部分は、Questetra v11.1 から利用できる機能だ。詳細はプレスリリースをご参照願いたい。
クエステトラ: クラウド型ワークフロー、オリジナル自動工程の追加機能を実現
~ 「Slackへの投稿」や「CSVに変換」といった自動処理工程も、設置可能に~
[見積作成フロー:「1.見積内容の起案」画面]
<サービス工程『PDFファイル名セット』の設定画面>
<サービス工程『Post to sales (OpenChat)』の設定画面>
<サービス工程『Post to staff (Slack)』の設定画面>
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:見積作成フロー
- アドオンXML:ファイル名ジェネレータ
- アドオンXML:OpenChat 投稿
- アドオンXML:Slack 稿
- 第498話:自動工程におけるデータ加工、アレコレ(その5) (2016-08-29)
- 第485話:「カタログ送付先リスト」に対して自動追記する(kintone API) (2016-05-30)
- 取引先マスターを参照する見積書作成フロー (2015-09-28)
- M228 自動工程: 業務データを挿し込んだPDF帳票が自動生成されるように設定する (使い方)
- M415 自動工程: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を追加する (使い方)
- M401 業務の流れ: 申請と差戻対応の工程を分け “手戻り” をモニタリングしやすいように設定する (使い方)
- M411 プロセス接続: “納品プロセス” から “請求プロセス” が自動開始されるように設定する (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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