取引先マスターを参照する見積書作成フロー

2015年9月28日
最近の『ワークフローシステム』は、見積現場のニーズにも上手に応えている。
  • A. 「本社にいる上司」の "承認" が必要
  • B. 「顧客」に提出するための "紙" も必要

つまり単に「スマホ対応」しているだけでなく、いわゆる「帳票出力機能」を持つワークフローも多くなっているのだ。しかし、そんなワークフローシステムであっても、
  • X. 「セールスマン別」の集計もしたい
  • Y. 「顧客別」の集計をしたい
となれば更なる工夫が必要となるだろう。つまり、、、たとえば、顧客名の入力で「ゆらぎ」が多発してしまう様な現場であれば、スムーズな集計は望めなくなる。すなわち、次の3つの視点を事前考察しておかなければならないと言える。
  • o. 「見積書」の Group 管理
  • x. 「セールスマン」の ID 管理および Group 管理
  • y. 「顧客」の ID 管理および Group 管理

以下のワークフローは、顧客名の入力に「取引先マスター連動フォーム」を利用する。(検索コンボボックス)

[見積書作成業務]

この例では「引合対応に始まるセールス活動」は、3つのステージに分けられている。
  • 第1ステージ: 【引合】→案件化の確認→【仮見積提出】
  • 第2ステージ: →引合展開(仮見積再提出)→【正式見積提出】
  • 第3ステージ: →商談交渉(正式見積再提出)→【受注/失注】

つまり『仮見積書 PDF』が登録されている案件は「第1ステージ」を終了した案件であり、『本見積書 PDF』が登録されている案件は「第2ステージ」を終了した案件である。

また、取引先情報は「取引先マスター」を参照する形となっている。取引先マスターのメンテナンス業務については、過去記事を参照されたい。

なお、ここでは印刷・押印・郵送といった「間接部門」の業務は定義されていない。もしそれらのワークフローが別途定義されているなら、そちらに接続するべきだろう。(プロセスモデル接続API)

[見積書作成業務:「1.案件化記録〜仮見積」画面]

<データ項目一覧画面>


[雛形ダウンロード (無料)]
<類似プロセス>
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[英文記事(English Entry)]

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