たしかに「メール共有」も悪くない。翻訳作業の完了と同時に、自動的にチームML(メーリングリスト)に送信される設定にしておけば、素早く翻訳文をチーム共有できるだろう。誤訳やブラッシュアップについてのフィードバックを得られる可能性もある。
しかし、受信した人が「指摘したい」と思った時に「メールでの返信」になってしまうのは、うれしくない。今どき、社内の情報交換は「社内SNS」がメインだ。
以下のワークフロー定義では、翻訳作業完了と同時に、社内SNSである[オープンチャット]に自動投稿される仕組みとなっている。クオリティの高い翻訳文に、素早く「いいね」することも可能となる。
[翻訳プロセス-OpenChat投稿]
ここで使われている[OpenChat投稿]という自動工程(サービスタスク)は、あらかじめ[アドオンXML]によって機能拡張しておく事で利用可能となる。(v11.1: 2016-09-05)
自ら JavaScript を書く[スクリプトタスク]とは違って、
- メッセージングターゲット(組織型データ)
- 投稿の文頭(固定文)
- 自動投稿される翻訳文(文字列型データ)
- ハッシュ値(文字列型データ)
- 文字数(数値型データ)
ちなみに、、、
もし「Slack にも自動投稿したい」なら、さらに[Slack投稿]という自動工程(サービスタスク)を使えるように機能拡張しておけばよい。(別途、通信許可 OAuth2 に関する設定が必要になる)
[翻訳プロセス-Slack投稿]
▼OAuth2.0 通信許可設定サンプル
== 1. Slack 側を設定する ==
※ https://api.slack.com/apps/new
- Redirect URI(s): https://s.questetra.net/oauth2callback
※[プロセスモデル詳細]>[OAuth 2.0 設定]
- Name: Questetra2Slack
- Authorization Code Request URL: https://slack.com/oauth/authorize
- Access Token Request URL: https://slack.com/api/oauth.access
- Scope: chat:write:bot
- Consumer Key: ( from https://api.slack.com/apps )
- Consumer Secret: ( from https://api.slack.com/apps )
<モデリング画面:OpenChat投稿の設定画面>
<モデリング画面:Slack投稿の設定画面>
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:翻訳プロセス-OpenChat投稿
- 業務テンプレート:翻訳プロセス-Slack投稿
- アドオンXML:OpenChat投稿
- アドオンXML:Slack投稿
- 第494話:自動工程におけるデータ加工、アレコレ(その1) (2016-08-01)
- 第495話:自動工程におけるデータ加工、アレコレ(その2) (2016-08-08)
- 第496話:自動工程におけるデータ加工、アレコレ(その3) (2016-08-15)
- 第497話:自動工程におけるデータ加工、アレコレ(その4) (2016-08-22)
[英文記事 (English Entry) ]
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