- A. 翻訳前の原稿
- B. 翻訳後の原稿
たしかに「人間が文字数をカウントしなければならない」なら絶対ヤラナイ作業だが、「ワークフローシステムが自動的に数えてくれる」なら記録として残しておこうと思う。。。
クラウド型ワークフロー『Questetra BPM Suite』の場合、以下に列挙したような自動処理であれば、自動工程アイコンが予め組み込まれているので、簡単に業務プロセスに追加することができる。
- 文字列Aと文字列Bを結合する(M227)
- 数値Aと数値Bを足す(M227)
- 文字列を台紙 PDF に挿入された PDF を生成する(M228)
- ファイルを Google Drive に保存する(M229)
[翻訳プロセス]
<モデリング画面:スクリプトをセットしている状態>
具体的には、以下のようなスクリプトをセットすることになる。
▼スクリプト工程『文字数カウンタ』の設定サンプル (サーバサイド JavaScript)
//// == ワークフローデータの参照 / Retrieving == var myText = data.get("q_mytext") + ""; // JavaScript String //// == 演算 / Calculating == var countC = myText.replace(/\r|\n/g, "").replace(/\s+/g," ").length; //「改行」は文字として数えない //「空白連続」は1文字として数える // 注)タブや全角空白なども「\s」に含まれる(UTF-8) //// == ワークフローデータへの代入 / Updating == retVal.put("5", java.math.BigDecimal( countC ) );
確かに「シンプルなスクリプト」ではあるのだが、、、やはり、、、スクリプト知識(プログラミング知識)を持たない人にとっては敷居が高い。
そもそも、現場を熟知する業務プロセスを設計する人に、スクリプト知識(プログラミング知識)が必要とされるべきではない。「関数が多数セットされた Excel」の様なもので(?)、カイゼンできる人が居なくなる可能性だってあるだろう。仮に知識を持ち合わせているとしても、このスクリプトのメンテナンス責任を負うのはイヤだ。。。
そんな貴方に朗報である。
次のバージョン(11.1)では、業務モデリングに必要な自動工程アイコンを追加できるようになる。
具体的には、パッケージ化された[アドオンXML]を入手し、機能追加ファイル(プロセスモデルファイル)としてインポートすれば良い。来週の記事では、その入手方法と作成方法について御紹介しようと思う。
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:翻訳プロセス
- 第494話:自動工程におけるデータ加工、アレコレ(その1) (2016-08-01)
- 第479話:スクリプト工程に「日割り計算」をさせるときの注意 (2016-04-18)
- 申請された立替データを、直接修正しない! (2015-05-11)
- 翻訳ワークフローを「プラットフォーム化」しよう! (2015-04-13)
≪関連記事≫
- M415 自動工程: 業務プロセスの定義(モデリング)に利用できる自動工程を追加する (使い方)
- M230 自動工程: 業務データの複雑なデータ加工が自動実行されるように設定する(ECMAスクリプト) (使い方)
- M401 業務の流れ: 申請と差戻対応の工程を分け “手戻り” をモニタリングしやすいように設定する (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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