よくある話だが、なんとも気持ち悪い。特に、立替金申請など "現金の精算" を行うような業務フローで "上書き" するのは気色悪い。しかし、小さなミスがあった時も、すべて上流工程に差し戻していたのでは、仕事がはかどらない。。。特に "費目" の選択ミスなどは、日常的に発生する。
以下のワークフローは、前回記事に掲載されたワークフローに限りなく近いが、フロー途中に "項目複製" の[スクリプト工程]が設置されている。
- A. 当人が申請したデータ
- B. 経理が編集したデータ
[立替金申請フロー-元データ記録]
[立替金申請フロー-元データ記録:「1.申請」画面]
単純に "データ保存量" が倍になってしまうが、非常にスマートなやり方だ。
申請者自身も "A. 当人が申請したデータ" が編集改変されないので、どのようなミスをしたのかを振り返ることができる。そして何より、どの部分で経理に迷惑をかけてしまったのか、を認知することができる。
"100点満点の業務データ" だけを残す、、、は、学習の観点では、必ずしも良い方策ではない。
ちなみに、数値・日時・文字・選択肢あたりのデータ型であれば、[サービスタスク(データ設定)]による複製設定のほうが簡単だ。テーブル型などの高度なデータ形式は単純な式で表せないため、結果として[スクリプト工程]のお世話になってしまっている。
★[項目複製] の設定画面
★[項目複製] のスクリプト例
//// == 参照 / Retrieving == // mytable: com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray var mytable = data.get("5"); // テーブル型データを取得 //// == 代入 / Updating == retVal.put("9", mytable ); // テーブルにコピー
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:立替金申請フロー-元データ記録
- 請求書発行フローと会計システムの連携 (2015-04-27)
- データ編集用の Script を、ワークフローで Review & Share! (2015-04-06)
- 相見積審査の可視化と省力化 (2015-03-23)
- M205 データ項目: 業務に必要なデータ項目(データセット)を定義する (使い方)
- M209 引受ルール: 引受候補者を “営業部” などの組織情報や “資格者” などのロール情報で設定する (使い方)
- M230 自動工程: 業務データの複雑なデータ加工が自動実行されるように設定する(ECMAスクリプト) (使い方)
「[英文記事(English Entry)]」
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