相見積審査の可視化と省力化

2015年3月23日
"相見積" はダイジ。(そして "愛見積" が欲しい、、、チガウ)

"見積依頼" は上場企業のみならず、すべての企業でキチンと作成されるべきだ。それはサプライヤさん達に通知され、その後の業務データ( "サプライヤからの見積" や "各見積への評価" など)とあわせて重要な業務記録として保存されるべきだ。 (RFQ: Request for Quotation / Request for Price Quotation)

以下の業務プロセスは、汎用的な相見積フローだ。(調達業務)

"原料の仕入" から "社員旅行の企画" まで、さまざまな見積依頼に活用できる。ワークフロー基盤にインポートし、業務システムとして運用すれば、調達業務の全行程が自動的に記録/可視化される。
  • (1) 見積依頼が自動送信され、
  • (2) 届いた見積書が貼り付けられ、
  • (3) 各見積の2者評価が記録され、
  • (4a) 選定先への連絡が自動送信され、
  • (4b) 失注者への連絡が自動送信される。

あえて言うまでも無い事だが、そのメリットは、業務記録・ナレッジ共有・内部統制など、さまざまな観点から列挙できるだろう。
  • 過去の見積依頼先を参照できるようになる
  • 見積依頼先(サプライヤ)からの回答実績を参照できるようになる
  • 見積依頼先(サプライヤ)の評価実績を参照できるようになる
  • 不正や癒着を未然に防止できる

    [相見積審査フロー]

    このワークフローは、恐ろしく "自動化" されている。
    "サプライヤ(依頼先)の一覧" を記入するだけで見積依頼メールが一括送信される。また、"不採用の会社" と "発注する会社" の一覧を記入するだけで発注/失注となったことの精査結果通知が一括でメールされる。

    この例では、業務記録の意味も込めて、
    • "サプライヤ(依頼先)の一覧"
    • "不採用の会社"
    • "発注する会社"
    のそれぞれがテーブル型データとして記録される仕組みとなっている。しかしワークフローシステムに慣れていれば、 "サプライヤ一覧" を一つだけ用意しフラグ管理するのも良いだろう。(←もちろんスクリプトが変わる)

    なお、この例では "ループ構造" の中でメール送信が何度も呼び出される仕組みになっている(自動処理ループ)。この例をみて "メール配信代行業務" のようなことを考えてしまう方が居るかも知れないが、クラウド型ワークフロー "Questetra" のサービスでは、メール配信代行は利用規約の "禁止事項" に該当する。注意が必要だ。

    ★[i=0] のスクリプト例
    // == 参照 / Retrieving ==
    var mytable = new com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray();
    mytable = data.get("●"); // テーブル型データを取得
    
    // == 代入 / Updating ==
    retVal.put("0", java.math.BigDecimal( 0 ) ); // tmpCompanyId
    retVal.put("1", java.math.BigDecimal( mytable.size() ) ); // tmpCompanyNum
    
    ★[setTables] のスクリプト例
    var mytable = new com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray();
    mytable = data.get("●"); // テーブル型データを取得
    
    retVal.put("●", mytable ); // 不採用テーブルにコピー
    
    ★[setMail] のスクリプト例
    // == 参照 / Retrieving ==
    var mytable = new com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray();
    var i = new Number();
    
    var templateBody = data.get("●"); // メール文を取得
    mytable = data.get("●"); // テーブル型データを取得
    i = data.get("●") - 0 ; // tmpCompanyId を取得(数値として代入)
    
    // == 演算 / Calculating ==
    var mybody = new String("");
    mybody = mytable.get(i, 0) + "\n" + mytable.get(i, 1) + "\n\n" + templateBody; // 宛先と通知文を結合
    
    // == 代入 / Updating ==
    retVal.put("2", mytable.get(i, 2) ); //(非表示TMP-MailTo)にセット
    retVal.put("3", mybody ); //(非表示TMP-MailBody)にセット
    

    [相見積審査フロー:「1.見積依頼承認」画面]

    <データ項目一覧画面>



    [雛形ダウンロード (無料)]
    <類似プロセス>
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    [英文記事(English Entry)]

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