"見積依頼" は上場企業のみならず、すべての企業でキチンと作成されるべきだ。それはサプライヤさん達に通知され、その後の業務データ( "サプライヤからの見積" や "各見積への評価" など)とあわせて重要な業務記録として保存されるべきだ。 (RFQ: Request for Quotation / Request for Price Quotation)
以下の業務プロセスは、汎用的な相見積フローだ。(調達業務)
"原料の仕入" から "社員旅行の企画" まで、さまざまな見積依頼に活用できる。ワークフロー基盤にインポートし、業務システムとして運用すれば、調達業務の全行程が自動的に記録/可視化される。
- (1) 見積依頼が自動送信され、
- (2) 届いた見積書が貼り付けられ、
- (3) 各見積の2者評価が記録され、
- (4a) 選定先への連絡が自動送信され、
- (4b) 失注者への連絡が自動送信される。
あえて言うまでも無い事だが、そのメリットは、業務記録・ナレッジ共有・内部統制など、さまざまな観点から列挙できるだろう。
- 過去の見積依頼先を参照できるようになる
- 見積依頼先(サプライヤ)からの回答実績を参照できるようになる
- 見積依頼先(サプライヤ)の評価実績を参照できるようになる
- 不正や癒着を未然に防止できる
[相見積審査フロー]
このワークフローは、恐ろしく "自動化" されている。
"サプライヤ(依頼先)の一覧" を記入するだけで見積依頼メールが一括送信される。また、"不採用の会社" と "発注する会社" の一覧を記入するだけで発注/失注となったことの精査結果通知が一括でメールされる。
この例では、業務記録の意味も込めて、
- "サプライヤ(依頼先)の一覧"
- "不採用の会社"
- "発注する会社"
なお、この例では "ループ構造" の中でメール送信が何度も呼び出される仕組みになっている(自動処理ループ)。この例をみて "メール配信代行業務" のようなことを考えてしまう方が居るかも知れないが、クラウド型ワークフロー "Questetra" のサービスでは、メール配信代行は利用規約の "禁止事項" に該当する。注意が必要だ。
★[i=0] のスクリプト例
// == 参照 / Retrieving == var mytable = new com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray(); mytable = data.get("●"); // テーブル型データを取得 // == 代入 / Updating == retVal.put("0", java.math.BigDecimal( 0 ) ); // tmpCompanyId retVal.put("1", java.math.BigDecimal( mytable.size() ) ); // tmpCompanyNum★[setTables] のスクリプト例
var mytable = new com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray(); mytable = data.get("●"); // テーブル型データを取得 retVal.put("●", mytable ); // 不採用テーブルにコピー★[setMail] のスクリプト例
// == 参照 / Retrieving == var mytable = new com.questetra.bpms.core.model.formdata.ListArray(); var i = new Number(); var templateBody = data.get("●"); // メール文を取得 mytable = data.get("●"); // テーブル型データを取得 i = data.get("●") - 0 ; // tmpCompanyId を取得(数値として代入) // == 演算 / Calculating == var mybody = new String(""); mybody = mytable.get(i, 0) + "\n" + mytable.get(i, 1) + "\n\n" + templateBody; // 宛先と通知文を結合 // == 代入 / Updating == retVal.put("2", mytable.get(i, 2) ); //(非表示TMP-MailTo)にセット retVal.put("3", mybody ); //(非表示TMP-MailBody)にセット
[相見積審査フロー:「1.見積依頼承認」画面]
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:相見積審査フロー
- 相見積を取り業者選定を行うワークフロー (2012-06-11)
- 自動処理スクリプトで、案件タイトルをセット (2014-07-22)
- 取引先名をユラギ無く入力する技 (2014-06-02)
- M230 自動工程: 業務データの複雑なデータ加工が自動実行されるように設定する(ECMAスクリプト) (使い方)
- M224 自動イベント: 業務データを挿し込んだメール文が、自動的にメール送信されるように設定する (使い方)
- M227 自動工程: 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する (使い方)
「[英文記事(English Entry)]」
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