記事の中で、工程を減らしてワークフロー図の視認性を高める方法として、
「サービスタスク(データ設定)」については、ひとつの工程で、複数のデータ項目に値をセットできるようになっています。「サービスタスク(データ設定)」が連続して配置されている場合、ひとつに統合することを検討ください。
といった内容を案内しました。
「ん?具体的にはどうやってやれば良いの??」という声が聞こえてきそうなので、実際に過去のワークフロー図を書き換えてみましょう!
[請求&入金確認フロー1]
[請求&入金確認フロー1(工程統合)]
連続する複数の「サービスタスク(データ設定)」がそれぞれひとつの工程に統合されていて、ワークフロー図がスッキリ見やすくなっているのがわかります。「統合後」のワークフロー図の方が、人が処理する工程(ヒューマンタスク)が目立ちやすく、処理担当者にとってもわかりやすいのではないでしょうか。
一方で、自動処理工程(「サービスタスク(データ設定)」)で複数の処理を行なっているので、各処理内容については、少しわかりにくくなってしまっています。これは、「スクリプト工程」を利用してスクリプトで処理を行なっている場合や、「サービスタスク(アドオン)」を利用している場合にも言えることかもしれません。自動処理工程の名称の付け方には工夫が必要ですね。
「件名、ファイル名等 Set」工程では、データ項目への入力を自動的に行なっており、ここでは前回も紹介した「データ設定式」が活躍しています。
- 日付/日時をフォーマットを指定してセット
- #{#format(data[25] , 'yyyy年MM月dd日')}
- 「請求書発行日(25)」のままだと「2018-07-17」で出力
- フォーマットを指定して「2018年07月17日」を「◆請求書発行日表示(26)」にセット
- 工程が処理された日付/日時をセット
- #now / #today
- 2時間30分後:#now.addHours(2).addMinutes(30)
- 翌月5日:#today.getFirstTimeInMonth().addDays(4)
- 「プロセスID」等から「請求書ファイル名」をセット
- Invoice-p#{#sformat('%05d', processInstanceId)}-#{#format(data[39], 'yyyyMMddHHmm')}-#{#format(data[28], 'yyyyMMdd')}.pdf
- プロセスIDを5桁表示:#sformat('%05d', processInstanceId)}
- プロセスIDが3桁の場合は、先頭に「0」が埋められる:00123
- プロセス連番「#{processInstanceSequenceNumber}」やアプリ名「#{processModelInfoName}」などを表す変数も利用できる
- 関数を利用(今回の業務テンプレートでは未使用)
- 指定文字数のランダムな英数文字列を生成:#{#randomString(12)}
- 「件名」からハッシュ文字列を生成:#{#sha256(processInstanceTitle)}
- JavaScript エスケープされた文字列を生成:#{#escapeEcmaScript(data['1'])}
- XML エスケープされた文字列を生成:#{#escapeXml(data['2'])}
- 値をクリア(今回の業務テンプレートでは未使用)
- 「値もしくは式」に何もセットしない(空)ことで、入力値をクリア可能
[「件名、ファイル名等 Set」設定画面]
類似プロセス
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- 請求書発行フローと会計システムの連携 (2015-04-27)
- 自動処理スクリプトで、案件タイトルをセット (2014-07-22)
雛形ダウンロード (無料)
- 業務テンプレート : 請求&入金確認フロー1(工程統合)
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