前回は、「少人数セミナー」といったイベント受付を行うためのワークフローに、イベント開催後にアンケートを行うための仕組みを追加しました。参加者にアンケート回答してもらい、イベントの感想やフィードバックをもらうことで、次のイベントをより良いものに変えていくヒントになります。
ということで、今回は、「アンケート回答に期限を設ける」ようにワークフローを改良します。期限を過ぎても回答がない場合、案件は自動的に終了するようになっています。
[イベント受付フロー-アンケート(期限セット)]
アンケート依頼を行なった後、7日後に回答が締め切られるようになっています。フォーム待ち受け(「受信タスク(フォーム)」)工程にて、直接締め切りを設定できると良いのですが、そのような設定はできないため、少し工夫が必要です。
アンケート依頼を行う際、フローを分岐して、一方のフロー途中に「タイマー中間イベント」を配置しています。7日後にトークンが進み、アンケート回答済みであれば「終了イベント」に、アンケート未回答であれば「全終了イベント」に流れます。「全終了イベント」に進んだ場合、案件は自動終了され、回答待ち受けのフォームも無効となります。
回答待ち受けフォームの URL は、推測されにくい文字列により構成されていますが、表示内容や業務内容によっては、公開されたままになっているのは望ましくない場合もありますし、無期限だと攻撃されてしまうリスクも高まります。そういった点でも、期限を設定して、自動的に終了されるようにしておくのが良いですね。
[データ項目一覧画面]
雛形ダウンロード (無料)
業務テンプレート : イベント受付フロー-アンケート(期限セット)類似プロセス
- 第539話:時刻が来れば自動的に「受け取った」ことになる工程 (2017-06-12)
- 締切時刻が来れば、その処理が「スキップ」される工程 (2015-06-01)
- 溜まるハズの「日報」が、溜まらない仕組みを作れ! (2014-11-04)
関連記事
関連マニュアル
- M203 (業務の流れ) 処理フロー途中に、同時並行処理、単一選択分岐、複数選択分岐を設定する (使い方)
- M223 (自動イベント) 処理フロー途中で、自動的に一定時間スリープするように設定する (使い方)
- M227 (自動工程) 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する (使い方)
- M402 (業務の流れ) 並行処理中に "全体停止" できるように設定する (使い方)
0 件のコメント :
コメントを投稿