第595話:アンケート回答期限、もうひとつの設定方法

2018年7月9日

前回、「イベント参加者アンケートに回答期限を設定」では、サービス工程を利用して『7日後に締め切り』をセットしました。アンケートに期限を設けることで、未回答であった場合にも、業務プロセスが滞留し続けることを防ぐことができます。

[イベント受付フロー-アンケート(期限セット)]

『7日後』の設定には、データ設定式を利用しています。
「#now.addDays(7)」と書くことで、「回答期限設定」工程にトークンが到着した時点(#now)から『7日後』を「回答期限(日付)」にセットすることができます。

<「回答期限設定」設定画面>

日付日時を表すデータ設定式には、他にも、
  • ・2時間30分後:#now.addHours(2).addMinutes(30)
  • ・月末:#now.getLastTimeInMonth()
  • ・翌月5日:#today.getFirstTimeInMonth().addDays(4)
といったものがあります。
(他のデータ項目でも「データ設定式」を利用可能です。詳細は「M227: 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する」を参照)

『7日後に締め切り』をセットする方法ですが、実は、「タイマー中間イベント」単体でも実現することが可能です(Questetra Ver. 11.7)。

[イベント受付フロー-アンケート(期限セット2)]

タイマーの設定に、データ項目を指定するだけでなく、「式」を指定することができるようになりました。これまで、ふたつの工程アイコンで実現していた『7日後に締め切り』を、ひとつの工程アイコンで実現できるようになります。

<「回答待ち」設定画面>

単に簡単に設定できるようになったというだけでなく、少ない工程アイコンでワークフロー図の視認性を高めることは、業務の流れの見える化において大切です。

工程アイコンの数を減らす、というのは、そのひとつの方法です。利用されていない工程アイコンは思い切って削除してしまうのも良いかもしれません。また、「サービスタスク(データ設定)」については、ひとつの工程で、複数のデータ項目に値をセットできるようになっています。「サービスタスク(データ設定)」が連続して配置されている場合、ひとつに統合することを検討ください。

ワークフロー図は、案件の進捗状況を把握する際にも大きな役割を果たします。ワークフロー設計者自身だけでなく、ワークフローの処理担当者にとってもわかりやすいワークフロー図を描くことを心がけましょう。

類似プロセス



雛形ダウンロード (無料)

業務テンプレート : イベント受付フロー-アンケート(期限セット2)

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(英文記事 (English Entry))

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