第509話:年末調整書類の提出はクラウド型ワークフローで!

2016年11月14日
「年末調整、書くの、メンドクサァーイ!」

日本では年末になると、全ての会社で「2枚の書類」の提出が命じられる。給与所得者達は毎年恒例の紙を見て「あぁ年の瀬なんだなぁ」などと思う。そして、記入し始めると相変わらずの面倒さにイライラする。(その後、管理部門は記入モレの多さに溜息をつく。)

◆[マル扶]扶養控除等(異動)申告書の受理と内容の確認
「家族の住所は "(同上)" って書いてイイんだったっけ?」
「マイナンバーは "提供済番号と相違なし" って書くんだっけ?」
「ていうか、家族の生年月日がワカラナイ・・・」

◆[マル保]保険料控除申告書/配偶者特別控除申告書の受理と内容の確認
「定期保険特約付終身保険、、、長いって」
「60歳支払開始据置終身年金保険、、、長いって」
「郵便貯金・簡易生命保険管理機構、、、だから長いって」

たしかに年に一度きりの「季節行事」ではあるのだが、楽しめるものではない。日本中の5000万人が30分イライラするとして、どれほどの GDP が損なわれている事だろう?? (せめて「手書き」からは早々に脱却したい)
※ ちなみに「1億枚の紙」や「それを保管するための書庫」がモッタイナイという話については、『電磁的方法による提供の承認』という話になる。要するところ、『源泉徴収に関する申告書に記載すべき事項の電磁的方法による提供の承認申請』の提出が必要となるのだが、詳細については、また別の機会に。。。


以下の2つのワークフローは、申請者が申請し、管理部が確認受理するワークフローだ。すべてがオンラインで完結する。

しかも次年度からは前年の申請データを「再利用して開始」すれば良い。前年申請をこのフローで提出した人なら、[マル扶]の『平成28年』を『平成29年』に、[マル保]の『平成27年』を『平成28年』に書き換えるだけで終わる。(「家族が増えた」とか「保険を変えた」とか、そう言った事情がないという前提)

[扶養控除申請フロー / 保険控除申請フロー]

賢明な読者諸氏ならお気づきの事だろうが、これらは昨年紹介したフローとほぼ同じだ。
ただ今回紹介したワークフロー定義には[Cloud Print]という自動工程が追加されている。(ともなって「クラウドプリンタ」というデータ項目も増えている)

「自動生成されたPDFを各自で印刷し、押印して管理部まで持ってきてください」
などと告知しても、なかなか持ってこないヤカラが多数発生する(ような)ので、申請が終わればその瞬間に管理部のプリンタで自動的に印刷される仕組みに変更されている。つまり、待つのがメンドウなので、管理部自身が押印してもらいに回るという業務スタイルに変更されている。

ちなみに、自動工程[Cloud Print]は、Addon-XML によって追加されるモデリング要素だ。Google クラウドプリントの API を通じリモートプリンタに対してプリントジョブを投げる仕組みとなっている。もし、既存の業務プロセス定義に要素追加したい場合はQuestetra のホームページからダウンロードし、当該プロセスモデルのプロパティでインポートする必要がある。

また、PDFの自動生成では[台紙PDF]がセットされているが、これはいわゆる「PDFフォーム」でもある。つまり、そのままダウンロードしてもらえば普通に「入力可能なPDFフォーム」としても使うことが可能だ。

<Google Cloud Print 側の通信許可設定例>
  • アプリケーションの種類: ウェブアプリケーション
  • 名前: qprint
  • 承認済みリダイレクトURL: https://s.questetra.net/oauth2callback
<Questetra 側の通信許可設定例>
  • Name: qprint
  • Authorization Endpoint URL: https://accounts.google.com/o/oauth2/auth?access_type=offline&approval_prompt=force
  • Token Endpoint URL: https://accounts.google.com/o/oauth2/token
  • Scope: https://www.googleapis.com/auth/cloudprint
  • Consumer Key: (Google Developers Console で取得)
  • Consumer Secret: (Google Developers Console で取得)

[扶養控除申請フロー:「2.PDF 確認印刷」画面]

[保険控除申請フロー:「2.PDF 確認印刷」画面]

<生成PDFイメージ:マルフ>

<生成PDFイメージ:マルホ>

[雛形ダウンロード (無料)]
<類似プロセス>
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[英文記事 (English Entry) ]

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