ワークフローサンプル: 予定請求書登録で毎月のキャッシュアウトを予測

『お金の流れを社内に可視化する勇気を持とう』では請求書管理について言及しなかった。

本当は、最初のタスク『1b.支払予定入力』を実施する前に、社外からの請求書のチェックフローと言う「上流工程」があるはずだ。
メッセージ開始イベントを追加し、その上流工程のデータを自動的に引き継げる仕組みにしたい。

＜各タスク名＞
1.立替金申請、2.立替金承認、3.指摘対応、4.立替金経理承認、5.振込実行
1b.支払予定入力、2b.部長承認

[立替経費申請-支出確認-データ連携：「5.振込実行」画面]

＜各プロセスデータ名＞

件名
- ≪立替者・振込先（例：ＸＸＸ株式会社）≫
- ≪注：各明細項目は同一月に限定≫

▼コントロール▼

ユーザ型: 上司
選択型: 上司チェック(OK / NG)
選択型: 経理チェック(OK / NG)
選択型: 部長チェック(OK / NG)
日付型: 振込実行日
掲示板型: 社内通信

▼支払情報▼

数値型: 振込金額
日付型: 振込期限
ファイル型: 添付ファイル
テーブル型: 振込金額の明細
- 文字型: 日付
- 文字型: 適用
- 数値型: 単価
- 数値型: 数量
- 数値型: 小計
- 文字型: 備考

上のワークフロー定義の（請求書チェックに関する）上流工程が、下のワークフロー定義になる。

当然のことながら、流れるデータ（プロセスデータ）の定義はほとんど同じになるだろう。ただ、複数の請求書をまとめて入金するケースや、逆に分割入金を行う場合などには、自動連携させる事がむしろ面倒になるケースもある。その様な場合には『プロセス間データ連携』の選択肢でNoを選び、手動で『支出確認フロー』を開始させれば良い。

＜各タスク名＞
0.請求書予定、1.受領請求書登録、2.請求書承認、3.指摘対応、4.請求書経理承認