「子プロセス」を産む業務フロー定義の書き方

2011年4月24日
「BPMNの書き方」シリーズ第4弾。
ビジネスプロセスマネジメント活動を2~3か月続けていると、どうしても作りたくなる「親プロセス」と「子プロセス」と言う関係。
すなわち、プロセスモデルAに流れるプロセスa1が…、
  • プロセスモデルBの新規プロセスb1を起動させる (A:受注プロセス⇒B:生産プロセス)
  • プロセスモデルBの新規プロセスb1とb2を起動させる (A:注文処理プロセス⇒B:配送プロセス)
  • プロセスモデルAの新規プロセスa2を起動させる (a1:当月請求書⇒a2:翌月請求書)

BPMS製品によって異なるが、ここでは(当然ながら)『Questetra BPM Suite』における「子プロセス」を生成する方法を紹介したい。

なお、これまでの「BPMNの書き方」シリーズを復習したい方は以下。

<各タスク名>
1.子供の名前を付ける

[BPMNサンプル-プロセス増殖:メッセージ送信中間イベント(HTTP)の設定画面]

 <各プロセスデータ>
  • 文字型: 件名<自分の名前>
  • 日付型: 自分の生年月日
  • 文字型: 親の名前
  • 日付型: 親の生年月日
  • 文字型: 新たに産む子供の名前
  • 日付型: 新たに産む子供の生年月日
  • 選択型: 産む死ぬフラグ (産む/死ぬ)


この例では「親プロセス」は何度でも「子プロセス」を生み出すことが出来る。Questetra では「メッセージ送信中間イベント」のプロパティで、≪送出するプロセスデータ≫のパラメータを設定するだけで良い。
  • 自分の名前 ⇒ (子供にとって)親の名前 (data[1].input)
  • 自分の生年月日 ⇒ (子供にとって)親の生年月日 (data[2].input)
  • 新たに産む子供の名前 ⇒ (子供にとって)自分の名前 (title)
  • 新たに産む子供の生年月日 ⇒ (子供にとって)自分の生年月日 (data[0].input)

書式は基本的に『data[$ID].input』になるが、ファイル型や選択肢型は書式が異なるので注意されたい。詳細はコチラ
ちなみに以下のプロセスモデルでは、なんと≪双子≫も産める。なお「親は二人必要では?」とか、そういうクダラナイ質問は受け付けない。

<各タスク名>
1.子供の名前を付ける



関連記事:『「子プロセス」を沢山産む「親プロセス」の親心

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