業務フロー途中で「定型メール」を自動送信

2011年4月17日
「分岐」は学んだ。「タスク」は分かる。ぢゃ、次のステップは「イベント」だ。
「イベント」とは、「タスク」(仕事)や「分岐」(ビジネスルール)では表せない出来事全般を表現する。そんな表現をすると学習意欲がそいでしまうが、
  1. 人間が始めるよ(ノーマル開始イベント)
  2. 時計さんが始めるよ(タイマー開始イベント)
  3. お便りが来たら始めるよ(メッセージ開始イベント)
などが代表例だ。他にも
  1. お便りを出すよ(メッセージ送信中間イベント)
  2. ここで終了だよ(ノーマル終了イベント)
  3. 他の同時処理作業も含めて終了だよ(全終了イベント)
などが挙げられる。
ちなみにBPMN2.0で規定されたイベントは全部で60以上あるが、ほとんどBPMシステムはそのゴク一部しか利用できない。「あらゆるイベント記号を駆使したい」などと言う人もあるが、そんなことをしたら業務フロー図を読める人が激減してしまう。「多くの人が直観的に理解できる事」がBPMNの良いところであり、日常的に利用するイベントは上記の6つ程度で良い。(キリっ)

<各タスク名>
1.タスク

[BPMNサンプル-メッセージ送信中間イベント(メール)-ループ:「1.タスク」画面]



上記のワークフロー定義は、『4.お便りを出すよ(メッセージ送信中間イベント)』を活用したメール送信フローだ。タスクが一つしかないが、あえて命名するなら『メール作成タスク』になるだろう。言うまでもないが『1.人間が始めるよ(ノーマル開始イベント)』と『5.ここで終了だよ(ノーマル終了イベント)』も登場している。
実用性は極めて乏しいが、「GmailもFacebookもYahoo!も全てがダウンしているものの何故かBPMSだけが生き残っている時」のメール送信手段として活用して欲しい。(??)

以下のワークフロー定義では、いかなる時にも『メール作成タスク』に返ってくる条件設定になっている。すなわち『メール作成タスク』をこなす度に、何度も『4.お便りを出すよ(メッセージ送信中間イベント)』が呼び出される仕組みだ。(そして永遠に『5.ここで終了だよ(ノーマル終了イベント)』には至らない)
上司や部下に「ほぼ決まった文面のメール」しか送らない貴方には、意外と便利かもしれない。(決して「フラれた彼女にラブレターを送り続けるためのもの」ではないので注意されたい)

<各タスク名>
1.タスク

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