顧問弁護士だって、ワークフローの「中の人」だ

2011年4月7日
契約書は、9割が雛形通りなのか、雛形通りは1割しか無いのか。
締結数は、年間10本なのか、年間100本なのか。
法務担当者は、社内に居るのか、全て弁護士に依存しているのか。
日本の場合だと、押印する人は誰か、も大きな問題だ。
契約書のチェックフローと言っても、会社によってゼンゼン違う。すなわち「あるべき姿」はそれぞれの会社がそれぞれ考えるしかない。

以下の法務チェックフローは、法務担当者がある程度知識を持っていながらも、必要あれば顧問弁護士に問い合わせするというフローだ。顧問弁護士もワークフローシステムにログインする。
この様なフローを整備すれば、いつ誰がどの様な判断を行ったのかを全て自動的に記録していくことができる。契約書案の蓄積も、間違いなく業務効率向上につながる。内部統制視点でも強くお勧めしたい。


<各タスク名>
1.契約書案投入、2.承認、3.判断&コメント、4.確認対応、5.完了確認


[契約書チェック-同時依頼:「2.承認」画面]




以下のワークフローでは、見た目はほとんど変わらないが、少しだけ高度な設定をしている。すなわち、タスク『3.判断&コメント』の後に「契約書起案者」(社員)と「顧問弁護士」の両方に対して同時に依頼をすることができる。少々混乱も予想されるが、契約書の法務チェック時間短縮が営業上極めて重要であるならば挑戦する価値はある。


<各タスク名>
1.契約書案投入、2.承認、3.判断&コメント、4.確認対応、5.完了確認


0 件のコメント :

コメントを投稿