実際「翻訳フロー」は、BPM活動の初期テーマとして取り扱われることが多い。まずはシンプルなワークフロー定義で業務を回し、少しずつ「あるべきワークフロー」に近づけていこう。
<各タスク名>
1.原稿登録、2.原稿チェック、3.引受&納期、4.質問/完了、5.質問対応、6.翻訳確認
[翻訳-質問対応-タスク分岐:「4.質問/完了」画面]
<各プロセスデータ名>
- 件名<原文タイトル>
- 文字型: 原文タイトル
- ファイル型: 原文ファイル
- 文字型(複数5行): 原文
- 選択型: 重要度(A / B / C)
- 日付型: 希望納期
- 日付型: 予定納期
- 文字型: 翻訳タイトル
- ファイル型: 翻訳ファイル
- 文字型(複数5行): 翻訳文
- 選択型: 作業ステータス(質問する / 完了報告)
- 選択型: 検収ステータス(OK / 差し戻し)
- 掲示板型: 社内通信
上記のワークフロー定義において、タスク『5.質問対応』と『6.翻訳確認』を分割する意味は、≪フローの構造上≫はない。すなわち『5.質問対応』は存在しなくても、まったく同じ業務やりとりが実現できる。しかし以下の観点で、このようなタスクに分割することは悪くない。
・翻訳依頼者が「質問が来ていること」を明示的に理解できる
・翻訳者が翻訳依頼者に対して「作業途中であること」を明示的に伝えられる
ちなみに以下のワークフロー定義は、見た目上記のワークフロー定義と異なるが、まったく同一の定義である。(BPMNでは、様々な書式が定義されている)
0 件のコメント :
コメントを投稿