営業支援システム(SFA)をBPM上に構築する

2011年4月19日
「小さく始める」と言うフレーズはBPM活動の基本だが、その裏側には「大きく育てる」と言う意味もある。すなわち、ビジネスオブジェクトの「あるべき データ項目」と「あるべき流れ方」が見えてくれば、上流や下流のビジネスプロセスも捕捉できるように、BPM適用領域を拡大したい。

以下のビジネ スモデル(ワークフロー定義)は、マーケティング活動とセールス活動を包括する「引合~商談~受注」のプロセスだ。すなわち社内の案件ステータスを可視化 する。途中ぐるぐるとループさせることで、顧客プロフィールを徐々に詳細化させていく。『営業支援システム』(SFA)そのものと言っても良い。

<各タスク名>
1.リード手入力, 2.1stコンタクト, 3.初期提案活動, 4.決裁者への提案活動, 5.最終商談

[顧客管理-引合-商談-受注 : 「1.リード手入力」画面]



大きな視点で業務の流れを制する事も大切だ。
なおこのプロセスモデルにおいて、見積書作成処理や、受注後の処理は、別のプロセスモデルを定義し、自動連携させる事を想定している。

<各プロセスデータ名>

  • 件名<●●株式会社>≪利用企業名(+識別できる表現)≫
▼顧客情報▼
  • テキスト型:利用企業名
  • テキスト型:決裁者部署名
  • テキスト型:決裁者氏名
  • テキスト型:決裁者電話番号
  • テキスト型:決裁者メール
  • テキスト型:決裁者郵便番号
  • テキスト型:決裁者URL
  • テキスト型(複数行):決裁者住所
  • テキスト型:窓口担当者部署名
  • テキスト型:窓口担当者氏名
  • テキスト型:窓口担当者電話番号
  • テキスト型:窓口担当者メール
  • テキスト型(複数行):その他関与者情報等
  • 選択型:パートナ経由フラグ(直販 / パートナ経由)
  • テキスト型:請求先企業名
  • テキスト型:請求先部署名
  • テキスト型:請求先氏名
  • テキスト型:請求先電話番号
  • テキスト型:請求先メール
  • テキスト型:請求先郵便番号
  • テキスト型:請求先URL
  • テキスト型(複数行):請求先住所
▼コンタクト情報▼
  • 選択型:ノイズフラグ(提案活動へ / ノイズ) タスク2のみ
  • 選択型:初期提案フラグ(初期ループ / 初期ループ(仮見積報告) / 決裁者提案へ / 提案終了へ) タスク3のみ 
  • 選択型:決裁者提案フラグ(決裁者提案ループ / 決裁者提案ループ(見積書作成依頼) / 最終商談へ / 提案終了へ) タスク4のみ
  • 選択型:最終商談フラグ(最終商談ループ / 最終商談ループ(見積書作成依頼) / 成約報告 / 失注報告)タスク5のみ
  • ユーザ型:担当営業
  • 掲示板型:コンタクト記録
▼注文情報▼
  • テキスト型(複数行):仮見積
  • 選択型:注文種類(SaaS BPM / SaaS CRM / Other)
  • ファイル型:見積書注文書データ
  • 数値型:ユーザライセンス数
  • 数値型:値引率
  • 日付型:注文書受領日
  • 日付型:初回請求金額 ≪税込金額≫
  • 日付型:初回請求書発行日
  • 日付型:初回入金日
  • テキスト型(複数行):注文概要注意

以下、営業のステータスを一段階少なくした例もあわせて提案しておく。

<各タスク名>
1.リード手入力, 2.1stコンタクト, 3.初期提案活動, 5.最終商談

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