作業担当を明確に割り当てる事に意味が無いタスクは?

2010年12月14日
企業セミナーや出展イベントを行う場合、事前申込者に対して、1か月前/1週間前/直前…と案内メールを送る。『Pushメール』とも呼ばれる。
≪口コミ集客≫ 「ちゃんと来てね」、「友達にも紹介してね」、「ナンなら連れてきてね」…。
≪事前再告知≫ 「こんなコトするよ」、「あんなコトもするよ」、「こんなURLも見といて」…。

その回数や文面は各企業の『ノウハウ』だ。取扱商品やサービスによっても全く異なるだろう。過去にも『リマインダメールをモレなく送信するワークフロー』や『「イレギュラーな事態」の発生件数を計測しよう』で「マンションの見学会」や「自動車ディーラーの試乗会」の例を紹介した。




『スイムレーン』の用法は標準表記(BPMN)でも曖昧。しかし Questetra BPM Suite をはじめとする多くの業務プロセス管理(BPMS)では、「スイムレーン内の第一業務オペレーション(※)を処理した人が、同一スイムレーン内の後続タスクも担当する」と言うルールが標準で適用される。(※タスク:角丸四角形で表現される)

つまり、Aさんに「受付御礼文」を送った事務員Bさんは、「Aさん宛の直前案内文」や「Aさん宛の参加御礼文」を送るタスクも担当するルールになる。この様な業務担当の考え方は『精通者維持/Retain Familiar』と呼ばれる。( Workflow Patterns )

もちろん、各タスクで毎回「事務チーム」全員に『オファー』する設定も可能だが、Questetraの場合、「割当担当者を決めるステップを踏まない特殊なスイムレーン」である『Team Swimlane』で運用する事もできる。「事務チーム」全員に"割り当てられた状態"になるが、同一事務所内の3~4人で適宜相談しながら作業する様なケースでは、効率が良い。


※ 『Team Swimlane』上のタスクは、アドホックなタスク群(詳細手順までは事前に定義しづらいタスク群)の包括定義に極めて有効。

0 件のコメント :

コメントを投稿