先週に引き続き、クラウド型ワークフロー『Questetra BPM Suite』にプリインストールされている「基本業務パック」の業務について紹介します。
第463話:物品購入依頼を回す(基本業務パック) (2015-12-28)
消耗品から設備備品まで、社員であれば誰でも購買を依頼できる業務フローです。「購入判断保留中」や「納品待ち」などのステータス管理が自動化されているため、いつでも進捗を確認することができるようになります。
[物品購入依頼フロー]
「10万円を超える申請」の場合、「事前に『稟議フロー』にて決裁承認されていること」が購買条件となります。入力画面では、「購買総額」が「10万円以上」となった際に、「関連する稟議プロセスID」の入力を求めるようデコレーション(入力ヒントの表示)を行なっています。
利用者が入力しやすい画面を設計することも、業務カイゼンのひとつの方法です。入力すべき内容の例や説明を適切に記載することで、利用者は効率的かつ円滑に必要事項を入力することができます。一方で、「凝り過ぎた」画面は、メンテナンス性を悪くする可能性もあります。利便性やメンテナンス性などのバランスも考えながら設計し、運用しながら改善していくことが大切です。
<オペレーティング画面:(1.を入力中の状態)>
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:物品購入依頼フロー
物品の購入(購買、発注)や管理に関する業務については、過去にも次のような記事にて紹介してきました。合わせて参照ください。
<「物品購入/管理」に関する業務フローの一覧>
- 購買・発注フロー
- 書籍 ISBN のタッチ入力 (2013-12-09)
- オフィス用品の総務購買ワークフローも工夫が必要 (2010-12-30)
- 発注申請フローに検収ワークフローも合体させよう (2010-12-31)
- 発注ワークフローを極めると企業間取引システムになる? (2010-11-02)
- 消耗品調達・管理
- 大企業での消耗品調達申請フロー (2010-11-19)
- 専用アドレスで在庫切れ対応のワークフローを開始 (2012-11-19)
- 収入印紙の「在庫数変化」をグラフ可視化する (2012-01-16)
- 相見積
- 相見積審査の可視化と省力化 (2015-03-23)
- 相見積を取り業者選定を行うワークフロー (2012-06-11)
- 物品貸出管理
- 第522話:会社物品の「長期貸し出し」を管理したい (2017-02-13)
- 行政機関における物品管理業務をオンライン化する (2012-12-17)
≪関連記事≫
- M201 定義全般: 定義した業務プロセスをワークフローシステムとして稼働させる (使い方)
- M207 データ項目: データ項目の初期値があらかじめ入力されているように設定する (使い方)
- M208 データ項目: 下流工程で利用する選択肢を、上流工程で列挙できるように設定する (使い方)
- M213 処理フォーム画面をデコレーションする(HTML/JavaScript) (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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