誰が持っているのか?
レーザーポインター、モバイルバッテリー、モバイルプロジェクター。。。法人クレジットカード、新幹線の予約カード、PCソフトのライセンス。。。
会社にある備品は積極的に「活用」してもらいたいものです。しかしその「管理」となると非常に面倒です。たとえば「Excel や Spreadsheet に記録する」という管理方法では、遅かれ早かれ形骸化してしまうことでしょう。
- 更新がメンドウ。
- 誰が更新すべきか分からない。
- 前回いつ更新されたのかが分からない。
- そもそも、管理ファイルが何処にあるか分からない (+_+)
- アレレ、、管理ファイルが沢山あるぞ。。。 (-_-;)
まずは「ユルイ管理」から
以下のワークフロー定義では、物品の貸し出しや返却を記録する仕組みです。日本の行政機関の用語で言えば「供用」や「返納」といった「出納」を記録するシステムと言えます。業務フロー図を見て頂ければわかるように、何も複雑なことはしていません。物品の使用者が「長期貸出を希望する物品」についてエントリーし、物品管理者(出納官)が「貸し出した内容」について記録するだけの仕組みです。この例では、貸出期間について、あえて日付(例: 2017-02-13)ではなく、年月(例: 2017-02)で管理しているところがユニークです。「短期貸出は申請不要」を演出している様にも見えます。
[貸し出し管理プロセス]
日常から業務の存在を認識させる意義
ワークフローシステムは「運用に乗るか?」が重要です。「経費申請」や「見積承認」など、さまざまな業務で日常的に利用しているワークフローシステムであれば、その申請一覧に「貸出希望の登録フォーム」が存在することによって「申請モレ」を低減することができますが、「貸し出し管理」という業務だけに使うとなれば「運用に乗らない」と言わざるをえません。
さらに言えば、同僚が申請していることが「見える」ことも重要です。
たとえば「レーザーポインターを使いたい」と思った時に、「誰が使っているか」(誰が持っているか)を自ら調べることができれば、「貸し出し管理」の価値が認識されるでしょう。
[貸し出し管理プロセス:「1.貸出希望を登録」画面]
メール通知の重要性
なお、このワークフローでは、貸出開始時に「貸し出しました通知」が届き、返却予定月に「返却してください通知」が届きます。長期使用が前提となる物品の場合、自分自身が何を借りているのか分からなくなるものですが、「いま借りている物」は自分のメールログでも確認できるようになるでしょう。
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:貸し出し管理プロセス
- 第463話:物品購入依頼を回す(基本業務パック) (2015-12-28)
- 行政機関における物品管理業務をオンライン化する (2012-12-17)
- 書籍 ISBN のタッチ入力 (2013-12-09)
- M223 自動イベント: 処理フロー途中で、自動的に一定時間スリープするように設定する (使い方)
- M210 引受ルール: 下流工程の処理者を、上流工程にて指名できるように設定する (使い方)
- M224 自動イベント: 業務データを挿し込んだメール文が、自動的にメール送信されるように設定する (使い方)
- M213 入力画面: 処理フォーム画面に “入力ヒント” が表示されるように設定する(HTML/JavaScript) (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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