新ワークフローの稼働時に業務データを移行する

2012年5月28日
過去の『業務データ』も新システムに「引っ越し」たい。
SIerさん達に嫌われている「マイグレーション」って奴だ。Questetra を利用するお客様からも、しばしば問い合わせがある。

しかし、、、
そもそもワークフローシステムでは、各工程(各タスク)の『処理をした日付』が大事なのであって、最終成果物としての『業務データ』だけを引っ越しても、あまり意味がない。そう、ホントは『業務データ』の引っ越しなんてやらない方が良い・・・(などと、ソッケナイことを書くと、夜道で後ろから刺されるので真面目に答えよう)

どうしてもワークフローの『業務データ』を移行したい場合には「データを流し込むクチ」を作るのが良い。具体的な例として、前回掲載の記事『BPMNを「日報」で学ぶ』で示す。以下のワークフロー定義は前掲の定義(ワークフロー図)と一見して同じだが、何やら不思議な開始ポイントが1つ追記されている。

[日報フロー(業務記録)]



やや技術よりな話になるが、この追加された開始ポイント(BPMNアイコン)の名前は「メッセージ開始イベント」と言う。「メッセージ開始イベント」は他のワークフローと接続する際などに利用する。

この「メッセージ開始イベント」を、業務プロセス(ワークフロー)の最終ポイント近くに追加し、過去の業務データを「RESTアクセス」で流し込むと、各業務データは、誰の目にも触れず業務プロセス(ワークフロー)の終了ポイントに到達する。すなわち『各工程を処理した日付』のない業務データを貯め込むことができる訳だ。ちなみに、「流し込むための外部プログラム」は誰かがプログラミングしなければならないが、そこはWeb系のエンジニアに頼み込んで「1日作業」を行ってもらおう。

[日報フロー(業務記録) : 「2.日報にコメントする」画面]

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2 件のコメント :

  1. お話にならない。
    パッケージとして欠陥だと思いますよ。

    あのね、こういうプロセスを明確化し俗人でも扱えるようにしたサービスであるからこそ、かゆいところに手が届かないのを「自分でやって」とのたまわるスタンスこそが、やもするとこのサービスの最大の欠点かも知れません。

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    1. (お、お、お厳しい。。。)
      「このサービスの最大の欠点」が何を指すのか、今一つ理解できませんでしたが、より良いサービスにしていきたいと思います。

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