この『慶事』にともなう面倒で不安な手続きは、会社としてバックアップしたいものだ。日本の場合、社会保険関連の手続は会社を通じて行う仕組み上、社員からの「出産連絡」が必ず入る。それをトリガーに、会社として「役所手続を含めたトータルな手続き支援」を開始するのはどうか?
もともと、会社としては、「健康保険被扶養者(異動)届」を社会保険事務所等に提出し、後日郵送されてくる「健康保険証(被保険者証)」を本人に手渡しさえすれば良い。つまり、とりあえずは『3.健康保険被扶養者(異動)届を社会保険事務所に提出する』と言うタスクを処理しさえすればよいのだが、このワークフロー定義では、あえて『3x.お祝いの品(5000円)を考えて送る』や『3y.役所手続の案内メールを送る』と言うタスクも自動的に発生するようにしている。この3つの仕事(タスク)は、総務部の誰かが3つとも引き受けても良いし、総務部内で手分けして処理しても良い。
なお、このワークフローの特筆すべきポイントとして、『0.出生申請を促す』と言うタスクが定義されている。すなわち社員に子供が生まれた事を知った総務部が主導的に『1.出生情報を申請する』の入力を促す仕組みだ。
また、
- 『3.健康保険被扶養者(異動)届を社会保険事務所に提出する』
- 『3x.お祝いの品(5000円)を考えて送る』
- 『3y.役所手続の案内メールを送る』
ちなみに、(やや余談になるが)、タスク『3y.役所手続の案内メールを送る』に関して、具体的に日本の京都市の例で言えば、大まかに次の4つの手続きが必要だ。
- (a) 「出生届」を市町村役場/区役所に持っていき、同時に「児童手当」の手続きをする
- (b) 「出生連絡票」を保健所/保健センターへ郵送する
- (c) 「健康保険被扶養者(異動)届」の記載事項を会社に伝え、健康保険証が届くのを待つ
- (d) (健康保険証取得後)「子ども医療費受給者証交付申請書」を郵送する
<類似プロセス>
- 忌引休暇の申請があれば、弔電も送るべきでしょ (2010-11-18)
- 在宅勤務日の申請承認はクラウドでしょ! (2011-05-10)
- ToDoリストに出てくると「申請」もガンバル (2010-12-12)
- 【タスク処理】 誰にも割り当てられていない「仕事(タスク)」を引き受ける (使い方)
- 【ルール設定】 必ずしも同じ人間が担当するとは限らない「割当ルール」を設定する (使い方)
- 【タスク処理効率化】 プロセスの開始時に業務データの「初期値」が入力されているように設定する (使い方)
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