「働き方改革」や「裁量労働制」が話題となることが多い昨今、労働時間を適正に記録し、把握できるようにすることは非常に重要です(勤怠管理)。古くは紙への記入やタイムカードへの打刻にはじまり、ICカードでの打刻、専用の勤怠報告システムなどなど、様々な方法で出勤・退勤時刻の記録、報告が行われていますが、汎用なワークフローシステムを利用するのもひとつの方法です。
「出退勤報告フロー(勤怠報告フロー)」は、基本業務パックで紹介した「稟議フロー」「物品購入依頼フロー(調達購買フロー)」「立替金精算フロー」と合わせて、『ワークフローの4大アプリ』と呼ばれることもあります。クラウド型ワークフローを利用して、勤怠管理を行うことで、次のようなメリットがあります。
- テレワーク/リモートワークや外出の多いスタッフも、作業場所や外出先から記録できる
- 毎日の処理により、新しいメンバーもワークフローの操作に慣れることができる
- 組織に合わせて、継続的に、使いやすく改善できる(働き方改革にもつながる)
[出退勤報告フロー]
新入社員にとって、新しい組織、新しい仕事、新しいシステム...新しいことだらけで覚えることがいっぱいです。勤怠報告、経費精算、休暇申請などなど、目的ごとに異なるシステムへのログインが必要だとしたら、とても大変です(よね?)。その点、すべてをワークフローシステム(ワークフロー基盤)で実現できたら、覚えることは最小限で済みますし、習熟のスピードも速くなるでしょう。この「出退勤報告フロー」では、報告漏れを防いだり、入力者の操作を軽減したりするために、様々な工夫がなされています。
自動開始
「出勤報告忘れ」(打刻忘れ)の発生を最小化すべく、「出勤時刻を報告する」という『マイタスク』が毎朝自動的に割り当てられる仕組みになっています。労働者側は、毎朝届くリクエストに応じる形で出勤時刻を入力すればよいため、ヌケモレが発生しづらいようになっています。(ちなみに、何も入力せず20時間放置すれば自動的に「休暇日」とみなされるため、長期休暇などの際には特に操作する必要がありません)初期値設定
デフォルト値(初期値)が予め入力されている点も「入力負荷」を下げるという観点で良いでしょう。つまり「出勤9:00/退勤17:00/休憩1時間」という想定通りの勤務を行った日は、数字入力の手間なく申請することができます。入力支援
入力支援ボタンが装飾(デコレーション)されている点も注目すべきです。最近では「カレンダー入力」や「30分ごとの時刻セレクト入力」が入力支援として多用されるようになっていますが、この例では更に「よくある候補ボタン」が列挙されています。確かに『退勤時刻』として入力される値は24時間の内でも限られている訳で、労働者の時刻入力の手間を大幅に低減していると言えるでしょう。
<オペレーティング画面:(1.を入力中の状態)>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:出退勤報告フロー
<類似プロセス>
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- 第465話:勤怠管理もクラウド型ワークフローで! (2016-01-12)
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[英文記事 (English Entry) ]
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