Blog システムへの自動投稿 (OAuth 2.0 接続)

2014年2月3日
企業の「公式ブログ」は珍しいモノではなくなった。。。
いやむしろ「ホームページ」と同様、"あって当然のモノ"になりつつある、のかも知れない。言うまでもない話だが、企業の最新情報を広報する道具として非常に便利だ。場合によっては顧客とのコミュニケーションの場にもなる。

この記事も『ワークフロー サンプル』と言うブログ形式をとっている。。。
クエステトラ社としても『Questetra Blog』と言うブログを運営している。。。
(ん? Google 社の公式ブログって、ハテサテ?、何種類あるのだろう???)

以下のワークフロー定義『公式ブログ公開フロー』は、(プロセス図を見れば一目瞭然だが)、レビューを受けた草稿が、自動的に Blog システム側にエントリーされる仕組みだ。この例の様に「人的なレビュー工程」や「機械的な自動連携」と言った様々な工夫を通して、記事の正確性や読み易さを担保して行きたいものだ。

[公式ブログ公開フロー]

[公式ブログ公開フロー:「2.レビュー校正」画面]

[データ項目一覧画面]

この例では Blog システム側への原稿投入が HTTP 通信により自動化されている。広報部門にとってブログ記事執筆は「日常業務」なだけに、ミス発生率を下げる工夫として非常に都合が良い。(メッセージ送信中間イベント[HTTP])

まさに「クラウド時代」を象徴する仕組 OAuth 2.0 ベースの通信であり、「OAuth 2.0 に慣れておく」と言う観点でも非常に意味がある。

※ OAuth 2.0 とは?⇒ 『みんな知るべきクラウド技術 「OAuth」 ってナニ?』 (2014-01-27)

まぁ、もっとも、、、もし Blog システムに「メール投稿機能」があるなら、わざわざ OAuth 2.0 の API 通信を設定するより、メール投稿機能(メッセージ送信中間イベント[メール])を活用した方がラクだ、、、と言うウワサもある。 (通信エラーは OAuth の方が捕捉しやすいぞ!!)

なお、前回の記事(※)で紹介したカレンダー API 通信は、「平易なテキストによる POST リクエスト」(application/x-www-form-urlencoded)に始まる通信だったが、この例は「json テキストによる POST リクエスト」(application/json)に始まる。クラウドサービスを運用管理する立場にある方には、是非「接続先 API の仕様の違い」にも注目すべき。
クラウド型 Workflow と Google Calendar (OAuth 2.0 連携)

[OAuth 2.0 通信のパラメータ設定画面]

<送出される HTTP リクエスト>
POST https://www.googleapis.com/blogger/v3/blogs/#{data['1']}/posts?isDraft=true
Content-Type: application/json
{
"content": "Hello<br> Hello<br> Hello<br>"
"title": "A Happy New Year"
}

ちなみに今日現在、「Google Blogger」の API はスグには使えない。しかし申請すれば、1週間程度で使えるようになるので、興味がある方は申請だけでも早めにしておく事をオススメする。
※ Blogger API のリファレンス: https://developers.google.com/blogger/docs/3.0/reference/posts/insert


[ダウンロード]
<類似プロセス>
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