「社内のアイデアが貯まる仕組み」をワークフローで!

2014年4月14日
その【アイデア】は、ビジネスの「種」だ。
  1. 【アイデア】無くして、新製品(New Product) の「花」は咲かない。
  2. 【アイデア】無くして、新生産方式(New Process) の「花」は咲かない。
  3. 【アイデア】無くして、新市場創造(New Market) の「花」は咲かない。
  4. 【アイデア】無くして、新原材料(New Source) の「花」は咲かない。
  5. 【アイデア】無くして、組織改編(New Organization) の「花」は咲かない。

しかしながら、多くの【アイデア】は未成熟のままに死んでいく。つまり、誰かの脳の中でポンッと生まれても、その9割はその脳から出る事なく蒸発し、また幸運にもその脳から脱出した1割も上手く他の脳に寄生できずに絶滅する。【アイデア】の生存率は、あり得ない程に低い。(思いついた本人も、1晩寝ればキレイに忘れる)

もし、その【アイデア】が大切に育まれたのなら、、、
もし、その【アイデア】が社内に発散できたのなら、、、
イノベーションの花畑が広がったのかも知れないのだが。。。

以下のワークフローは、社内の【アイデア】を集めるフローだ。製品開発現場での利用が想定されている。『顧客の声』とは違い、一歩踏み込んだ生々しい『社内の声』(提案)が集まる。 もちろん、文学作品や映画制作のように「誰かの才能に大きく依存する製作手法」が否定されるべきではない。しかし多くの組織においては、組織内の優れた【アイデア】が有効に活用される仕組みを構築すべきだ。

[製品アイデア育成フロー]



[製品アイデア育成フロー:「3.アイデアの追記」画面]

[データ項目一覧画面]

この手の業務フロー、成功のカギは「アイデア発信者へのリスペクト」だ。

つまり『アイデア投稿』と言う「内部トリガー業務」はかなり自発的なものであり、開始義務が無い。みんなに気軽に投稿してもらえる様に、たとえ仮に、ショボイ投稿だったとしても最大限の敬意をもってコメントし、アイデア発信に感謝する気持ちを忘れてはならない。

このワークフローではまず、投稿者が指名した同僚Aと同僚Bが、工程【2x.アイデアレビュー】で『-2.そう思わない』『-1.どちらかと言えばそう思わない』『0.どちらとも言えない』『+1.どちらかと言えばそう思う』『+2.そう思う』を選んだ上で必要とあればコメントする。プロダクトマネージャから見れば、単なる「1人のアイデア」ではなく、「さらに2人の意見が加えられたアイデア」になる仕組みだ。(2人のアイデア評点は自動的に加算処理される)

さらにその後プロダクトマネージャは、工程【4.参考になったか?】で『金アイデア』『銀アイデア』『銅アイデア』を選択した上で、3氏に対する感謝のメッセージを書く仕組みだ。

なお、もし後日アイデアを生かして何かを生み出せた暁には、社内SNSで案件IDをリンクさせた投稿をすれば良いだろう。

追伸: ちなみに、上手く回れば、アイデアは日々溜まっていく。アイデアが溜まってきた暁には、検索性を高めるべく「アイデアのカテゴリ」や「ハッシュタグ」の導入を検討するのも良い。


[雛形ダウンロード (無料)]
<類似プロセス>
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