売上見込は「向こう12か月」を毎月更新せよ!

2012年4月16日

毎月やらなきゃダメなコト。
一般社員なら、出勤簿、旅費精算、経費申請。。。
一方で、一般管理部門や販売部門の責任者なら、月次試算表作成や売上予想更新と言ったところか。

経理処理や人事労務系処理でお決まりの月次処理であれば、多くの社員が利用するので、ワークフローを整備するモチベーションが高い。しかし、月次試算表作成や売上予想更新と言った、少人数しか関わらない業務は、ナカナカ整備されない傾向にある。

しかしワークフロー化によって、販管業務が自動的に『正式な記録として残せる』様になる意義は、極めて大きい。例えば、新任の取締役など、新任の『データ閲覧権限者』も、いつでも過去にさかのぼって当該業務プロセスの履歴データを閲覧できる。

[売上予想の月次報告フロー]



この業務プロセスは、毎月月初に「向こう12か月の詳細な売上予想」を提出させる仕組みだ。
まずは各支店のリーダが「受注計画(Excel)」を提出し、それを受けて営業部長が全体の売上予想としてまとめ上げ、最後に営業部長が役員達に報告する、と言う業務の流れになっている。

年初に「年に一度きり」の≪売上『予算』≫を営業部長がトップダウンで作成するのではなく、毎月毎月各支店が「受注計画」を作成し、毎月毎月その情報に基づいて営業部長が≪売上『予想』≫を作成する。当然ながら、毎月の作業なので、予想の精度も徐々に高くなっていく。適時IRや予算改定にも非常に有用なデータとなるだろう。

なお、地震災害等の事業環境が変化した際には、(「月初」に限らず)、手動で「受注計画(Excel)」の再提出を指示する事も可能だ(コンティンジェンシー・プラン)。ワークフロー定義として、非常にセンスが良い。〔タスク:1.受注計画のレポート提出を指示する〕

[売上予想の月次報告フロー : 「2a.受注計画のExcelを更新する」]


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