途中で支払額の精度が高まる買掛金管理フロー

2011年5月14日
売掛金ほどではないにせよ、「買掛金の管理」も複雑な要望が多い。

  1. 請求書が来るより前に支払い情報を捕捉したい
  2. 原材料の購入(製造原価)と一般管理上の購入(一般管理費)を分けたい

と言った要望が経理側から挙がってくるのは時間の問題だ。

早速、『買掛金プロセスを少しずつ構築する』を拡張したい。

<各タスク名>
0.支払見込報告、1.請求書受領、2.支払承認、3.不明点対応、4.支払

[買掛金管理-支出見込管理:「2.支払承認」画面]



<各プロセスデータ名>
  • 件名≪支払先/用途 例:日本印刷/チラシ5000枚≫
▼支払い情報▼
  • 選択型: 分類 (原材料購入(製造原価) / 販売費一般管理費)
  • 文字型: 支払先
  • 数値型: 金額
  • 日付型: 発注日
  • 日付型: 支払期限
  • 文字型(複数3行): 請求書の概要
  • ファイル型: 請求書のスキャンデータ
▼承認コントロール▼
  • 選択型: 上司承認フラグ(OK / NG)
  • 掲示板型: 社内通信


上記のワークフロー定義では、予想される支払額と支払期限をタスク『0.支払見込報告』で入力する。予想値や概算でも構わない。仕入れ業者さんに対して発注書を書いたり、見積書が届いたりし、支払の発生が予想された時点で入力を行う。経理担当者は、支払前状態のものを含めて、いつでも未来の支払いを集計(予想)する事ができる。

以下のワークフロー定義では、支出見込をチームタスク『0.支払見込報告』で管理する。年次予算等を立てる時点で支払い項目を『0.支払見込報告』に滞留させ、支払金額の精度を高め続ける。例えば、その出展検討を開始した時点で「XX展示会出展費」を入力し、金額の項目を更新し続ける。

ちなみに、言うまでもなく、予算書や決裁権限で支出が認められた範囲で報告する必要がある。

<各タスク名>
0.支払見込報告、1.請求書受領、2.支払承認、3.不明点対応、4.支払


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