ワークフロー・システムの構築を検討する人から「業務マニュアルを先に作るべきか?」と言う質問を受ける事がある。結論から言って「同時」に作ればよい。すなわち
『フロー図』と『入力フォーム』を印刷するだけで、業務マニュアルになる状態
が望ましい。
もっとも一連の作業従事者が、多様な母国語圏の人で構成される場合には、色々と工夫が必要だ。典型的な業務フローは「翻訳作業」だ。以下の翻訳フローは、『フォームの画面構成』と『簡単な英単語』だけで業務の進め方を表現している。こうなると別途『マニュアル』は、作るだけ野暮だ。
[翻訳フロー(+サイト更新)]
このワークフローは以下の5パターンに対応している。依頼された作業実績をすべて記録できるようになるだけでなく、依頼されていない「翻訳すべき文章」の翻訳作業でも、翻訳者が自ら着手する事が可能だ。
- 日本語文を英語文に翻訳する
- 日本語文を英語文に翻訳し、更にスペイン語文に翻訳する
- 自主的に、日本語文を英語文に翻訳する
- 自主的に、日本語文を英語文に翻訳し、更にスペイン語文に翻訳する
- 自主的に、英語文をスペイン語文に翻訳する
なお、それぞれの業務パターンで「〔Webサイト更新〕のタスクを Web Master に流すかどうか」を選択できる。
[翻訳フロー(+サイト更新) : 「3.EN to ES」画面]
<類似プロセス>
- 多言語翻訳のあるべき作業手順 (2011-06-20)
- あちこちのプロセスから呼び出される「翻訳プロセス」 (2011-07-11)
- 「翻訳フロー」で学ぶ業務フロー図の書き方 (2011-04-28)
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