どんな組織においても『問い合わせ回答のベストプラクティス』を組織内で共有したいものだ。最初は手間がかかるが、徐々に回答効率・回答品質・回答時間のすべてが改善する。
以下は、様々な問い合わせに対して地域言語(例えば日本語)で回答文を作成するだけでなく、FAQとして管理すべきものについては、地域言語と英語の両方でデータベース化するワークフローだ。「データベース化」する先のシステムとしては様々に想定できるが、いずれのシステムにせよワークフロー完了時に自動的に投稿される様に設定したい。
・社内専用FAQ: グループウェア、社内ブログ、Facebook非公開グループ、など
・Web公開FAQ: 公式ブログ、ディスカッションサイト(Google Group)、Facebook公開グループ、など
<各タスク名>
0.手動、0a.例外エントリ対応、1.回答担当指名、2.回答文作成、2a.重要顧客対応、2b.助言、3.回答後経過の記録、4.FAQ掲載文作成、5.翻訳
[問い合わせ対応 : 「2.回答文作成」画面]
<各プロセスデータ名>
- 件名(text)<問い合わせ元組織名>
- 文字型:組織名
- 文字型:部署名肩書名、文字型:氏名
- 文字型:メールアドレス、文字型:電話番号
- 文字型:備考
- 文字型:問い合わせ原文
- 文字型:回答文
- 文字型:回答英文
- 文字型:問い合わせ文
- 文字型:問い合わせ英文
- 文字型:回答文
- 文字型:回答英文
- ユーザ型:回答担当者指名
- 選択型:ノイズフラグ(ノイズ/通常対応)、ユーザ型:要セールス対応
- 選択型:回答文作成時の制御フラグ(助言依頼/回答文完成/回答文完成&メール返信)、ユーザ型:助言依頼先
- 選択型:FAQ掲載判断(掲載する/掲載しない)
- 掲示板型:通信記録
★1年ぶりのメジャーVersion!★
いよいよ本日22日 『社内SNS機能を搭載したワークフローシステム』 がリリースされます。 価格もこれまでどおり、ユーザ月額1000円です。(ボリュームディスカウントあり) Questetra BPM Suite SaaS Edition (Ver 8.0) を御贔屓に!
<類似プロセス>
- 検出文字列で「問い合わせ対応」のフローを変える (2011-03-20)
- 問い合わせの種類に応じて回答仕事の割当先が変わるフロー (2011-02-27)
Webフォームの入力データをワークフローに引き渡す設定
1. [データ受信側の設定] 外部起動できるワークフローを作成する
「メッセージ開始イベント」のあるプロセスモデルを作成する。
アクティベート後に、『バージョン詳細』から「外部システム連携用のURL」を確認する。
例)
https://s.questetra.net/XXXXXXXX/System/Event/MessageStart/start?processModelInfoId=ZZ&nodeNumber=WW&key=YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
- (参照)マニュアルのパラメータ定義方法
- (注1)「XXXXXXXX」と「YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」はIDとパスワードみたいなモノなので、各自で置き換え。(公開しちゃダメ)
- (注2)「ZZ」と「WW」は利用環境によって数字が異なる。
2. [データ送信側の設定] Google Docs で「フォーム」を作成する
Google Docs にログインし『新規作成>フォーム』で新規ファイルを作成する。
(サイトデザインも選べる)
- ファイル名:「問い合わせフロー」
- データ項目: 「組織名」、「部署名肩書名」、「氏名」、「メールアドレス」、「電話番号」、「備考」、「問い合わせ内容」の7つを作成
するとA列に「組織名」、B列に「部署名肩書名」、C列に「氏名」、D列に「メールアドレス」、E列に「電話番号」、F列に「備考」、G列に「問い合わせ内容」となるスプレッドシートが出来上がる。
3. [データ送信側の設定] 「フォーム」に入力された内容が送出されるスクリプトを書く
ファイルを開いた状態から「ツール>スクリプト>スクリプトエディタ」を選択しスクリプトを作成する。
function myFunction() {とある記載を、(極力何も考えず?)、以下の内容に書き変えて保存する。
}
(XXXXXXXX、YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY、ZZ、WWは各自で置き換えが必要です)
(日本以外の方はJSTも置き換えが必要です)
function startWorkflow(e) {
var longurl = "https://s.questetra.net/XXXXXXXX/System/Event/MessageStart/start";
var payload = "processModelInfoId=ZZ&nodeNumber=WW&key=YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY";
payload += '&data[1].input=' + encodeURIComponent(e.values[1]);
payload += '&data[2].input=' + encodeURIComponent(e.values[2]);
payload += '&data[3].input=' + encodeURIComponent(e.values[3]);
payload += '&data[4].input=' + encodeURIComponent(e.values[4]);
payload += '&data[5].input=' + encodeURIComponent(e.values[5]);
payload += '&data[6].input=' + encodeURIComponent(e.values[6]);
payload += '&data[7].input=' + encodeURIComponent(e.values[7]);
var params = {
method: 'post',
payload: payload
};
UrlFetchApp.fetch(longurl, params);
}
4. [データ送信側の設定] 「フォーム」入力時に作成したスクリプトが起動する設定にする
スクリプトエディタを開いた状態で「トリガー>Current Scripts Triggers」を選択する。
スクリプト「startWorkflow」が「From spreadsheet」「On form submit」を選ぶ。
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