- 旦那が「水疱瘡」にかかった !
- 子供が「インフル」にかかった !!
誰だって「職場に感染症が蔓延!」といったリスクは、ゼロに近づけてもらいたい。会社には「適切な感染症対策」を取ってもらいたい。
一言で「感染症」と言っても様々だ。感染力が極めて強い「エボラ出血熱」のような「感染症法」が定める『1類感染症』に該当するような大病(!!!)もあれば、、、「水疱瘡」や「季節性インフルエンザ」など『5類感染症』に分類され、それぞれの組織に対策が委ねられる感染症もある。(さすがに『1類』は国家権力が対策するハズ)
以下のワークフローは「第465話:勤怠管理もクラウド型ワークフローで」の『出退勤報告フロー』をアレンジしたものだ。
何ということはない。日ごろ入力している「出退勤の報告フォーム」の下に、「感染症の兆候アンケート(任意)」という入力フォームが追加されている。
- 季節型インフルエンザ、風疹、水疱瘡などの感染症に、自身が感染したかもしれない (0/1/2/3)
- 季節型インフルエンザ、風疹、水疱瘡などの感染症に、同居家族が感染したかもしれない (0/1/2/3)
- 0: 感染の可能性はほぼ無い
- 1: 症状が出始めた気がする
- 2: 症状が強く出始めたと思う
- 3: 感染症の検査で陽性がでた
[出退勤報告フロー]
このワークフローが秀逸であるのは、日ごろの申請フォームに掲載されているため、「感染症の兆候」が出た時に「会社に伝える方法」を迷わなくて済む点だ。
言い換えれば、会社は「感染症の兆候」を常に把握できる。すなわち、
- 予防知識の啓蒙を行う
- 在宅ワークへの切り替えを勧める
- チーム計画を修正する
- 全社臨時休業にする
ちなみに、このような類の「情報収集」は、やり方によっては「プライバシー問題」や「人権問題」を刺激してしまう可能性もある。ただ、日頃から何らかの取り組みを行ってこそ「組織にとってのあるべき姿」についての考えが醸成されるというものだ。たとえば「鳥インフルエンザ」(2類感染症)のような脅威が迫った際にも、「適切な対策」が取れるようになるだろう。
[出退勤報告フロー:「1.出勤時刻の報告」画面]
▼スクリプト工程『勤務時間計算』の設定 (サーバサイド JavaScript)
//// == ワークフローデータの参照 / Retrieving == var workStart = data.get("6"); var workEnd = data.get("7"); // com.questetra.bpms.util.AddableTimestamp var workBreak = data.get("8") - 0; // (h) number //// == 演算 / Calculating == // java.sql.Timestamp: long getTime() // Returns the number of milliseconds since Jan 1, 1970 GMT intervalMilliSec = workStart.getTime() - workEnd.getTime() ; intervalHour = Math.floor( intervalMilliSec / 10 / 3600 ) / 100 ; // two places of decimals 小数第二位 workHour = intervalHour - workBreak ; //// == ワークフローデータへの代入 / Updating == retVal.put("9", java.math.BigDecimal( workHour ) );
▼スクリプト工程『出退勤時刻、休憩クリア』の設定 (サーバサイド JavaScript)
//// == ワークフローデータへの代入 / Updating == retVal.put("6", null); //出勤時刻空白 retVal.put("7", null); //退勤時刻空白 retVal.put("8", null); //休憩時間空白
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:出退勤報告フロー
- リモートワーク、「就労時間管理」も意外と大切デス (2014-09-22)
- 出勤時刻と退社時刻をワークフローで! (2014-01-20)
- 日報プロセスに「GPS情報」も記録する (2015-10-19)
- M227 自動工程: 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する (使い方)
- M230 自動工程: 業務データの複雑なデータ加工が自動実行されるように設定する(ECMAスクリプト) (使い方)
- M401 業務の流れ: 申請と差戻対応の工程を分け “手戻り” をモニタリングしやすいように設定する (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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