という投稿に対して、「記録としての価値を高めるためにも『GPS 情報』も記録したい」という話を頂いた。
なるほど。たとえば、客先往訪した直後にスマホで日報を書くスタイルなら、そのスマホが保持している「緯度経度情報」(GPS 情報)を使うべきだ。その『GPS 情報』は現場サポートの記録として、非常に有用な情報になるだろう。(GPS: Global Positioning System / 全地球測位システム)
今日『GPS 情報』は、非常に使いやすくなった。つまり、多くのブラウザが「GPS 情報を取得する機能」を持つようになり、スマホに限らず、パソコンですら、想像以上に正確な位置情報を取得できる。事実、この機能(「ジオロケーション機能」という)は、新しい表示フォーマット「HTML5」(by W3C)の中で、最も人気がある機能だ。
以下は、以前投稿した「営業日報プロセス」が改良されたものだ。
変更点は、入力項目『活動詳細』(textarea)の下の[入力のヒント]部に、2つのボタンが追加されただけだ。しかし、これが非常に使いやすい。
- 「Googleマップ URL を表示するボタン」
- 「表示 URL をテキストエリアに貼り付けるボタン」
[営業日報プロセス]
『GPS 情報』が記録として価値を持つのは、なにも「営業活動」に限らない。
たとえば「フィールドエンジニアリング」と呼ばれる業務では、客先での保守点検修理などの作業を行うが、実際に作業を行った「場所」を簡単に記録できることに大きな価値がある。(「カスタマーサポートエンジニア」や「サービスエンジニア」とも)
あるいはまた「訪問介護」の現場でも、医師からの「訪問看護指示書」をうけて往訪するが、その活動報告が簡単になるだろう。(「ホームヘルパー」や「在宅看護」とも)
その他にも「民生委員」「社会福祉士」「精神保健福祉士」、更には「コンサルタント全般」「テレワーカー全般」(勤怠管理)、将来的には「救急医療」の分野などなど、『GPS 情報の記録』が大きな価値になる可能性があると言える。
「GPS 情報に慣れ親しんでおく」(「ジオロケーション機能」に慣れ親しんでおく)という観点からも、[複数行文字列データ]の下に『2つの入力支援ボタン』を設置してみることをおススメしたい。
▼『活動詳細』の[入力ヒント]の設定サンプル
BANT情報(予算/決裁権者/必要性/導入時期)を中心に簡潔に記述 <br><br> <button type="button" id="geoButton" accesskey="b">現在所在地情報を表示(<u>B</u>)</button> <br>→ <span id="geoUrl">(Google Map URL が表示されます)</span> <br><br> <button type="button" id="pasteButton" accesskey="g">テキストエリアに追記(<u>G</u>)</button> <br>(上記の URL が、テキスト末尾に追加されます) <script type="text/javascript"> jQuery('#geoButton').on('click',function(){ var urlText = "" ; navigator.geolocation.getCurrentPosition(successCallback, errorCallback); function successCallback(position) { urlText += "https://www.google.com/maps/dir//" ; urlText += position.coords.latitude + "," ; //目的地 urlText += position.coords.longitude + "/@"; urlText += position.coords.latitude + "," ; //表示センター urlText += position.coords.longitude + ",15z"; var linkText = "<a href=\"" + urlText + "\" target=\"_Blank\">" + urlText + "</a>"; jQuery('#geoUrl').html( linkText ); } function errorCallback(error) { switch(error.code){ case 1: urlText = "ERROR: Permission Denied"; break; case 2: urlText = "ERROR: Position Unavalable"; break; case 3: urlText = "ERROR: Timeout"; break; } jQuery('#geoUrl').html( urlText ); } }) jQuery('#pasteButton').on('click',function(){ var copyText = jQuery('#geoUrl').text(); var tmpStr = jQuery('textarea[name="data\\[14\\].input"]').val( ); jQuery('textarea[name="data\\[14\\].input"]').val( tmpStr + "\n" + copyText ); }) </script>
[営業日報プロセス:「1.面談の記録」画面]
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:営業日報プロセス
- 法人番号を使った取引先マスターの管理 (2015-09-07)
- 法人番号を使った取引先マスターの管理(追加更新編) (2015-09-14)
- 法人番号を使った取引先マスターの管理(一括更新編) (2015-09-21)
- 取引先マスターを参照する見積書作成フロー (2015-09-28)
- 取引先マスターを参照する営業日報 (2015-10-05)
- 取引先マスターを参照するクレーム管理 (2015-10-13)
- M213 入力画面: 処理フォーム画面に “入力ヒント” が表示されるように設定する(HTML/JavaScript) (使い方)
- M319 プロセスモデリング環境: 複数の業務プロセス定義から参照される選択肢XMLを登録する (使い方)
- M227 自動工程: 業務データの結合や四則演算が自動実行されるように設定する (使い方)
- M230 自動工程: 業務データの複雑なデータ加工が自動実行されるように設定する(ECMAスクリプト) (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
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