「さて、Google Apps アカウントでログインできるワークフローを検証してみたい!」
近年、法人向け業務システムは確実に「クラウド・コンピューティング化」している。
平たく言えば『使った分だけ料金を払う仕組み』に移行しているのだ。ITも、水道、ガス、電気と同じ歴史を歩んでいる。特筆すべきは SaaS 製品の普及と多様化だ。ソフト購入の手間やバージョンアップの手間を大幅に削減した。実に便利な世の中になったものだ。
- クラウド型グループウェア(メール+カレンダ+...)/オフィススイート(ワープロ+表計算+...): Google Apps、Microsoft Office 365、IBM SmarterCloud (旧 LotusLive)、、、
- クラウド型顧客管理[CRM]: Salesforce、Microsoft Dynamics CRM、Synergy!、ZOHO CRM、、、
- クラウド型経営資源計画[ERP]: SAP、Oracle、NetSuite、、、
「よし、ワークフローのテスト環境はできた!」
「さて、実際の業務データ(仕事)を流し、ワークフローを評価してみよう!」
良くあるテストとして、『無意味な業務フロー』に『無意味なテストデータ』を流す。しかし、それでは現実感(リアリティ)が湧かない。実のある評価が進まないのだ。たとえば「ココには注意書きが必要だな」など、実運用時に必要となる機能を試す機会を失ってしまう。
以下に紹介する業務テンプレート『目安箱フロー』は、(1)あまり存在しない業務フロー(業務重複にならないフロー)で、にもかかわらず、(2)リアリティが湧く業務フローで、ひょっとすると、(3)本運用の際にも稼働させ続けてもイイかもしれない、そんな業務フローだ。徳川吉宗(暴れん坊将軍)の『小石川養生所』や『町火消』の様に、新事業のヒントが上申されるかもしれない!!
[目安箱フロー]
[目安箱フロー:「2a.アイデアへの回答」画面]
クラウド化は日に日に加速している。今や「グループウェア分野」や「オフィススイート分野」だけでなく、多くの分野の業務システムがクラウド化されようとしている。「ワークフロー分野」も御多分に漏れない。
ワークフロー分野の特徴は、直線的な承認機能だけのシンプルな物から、複雑なフローや業務フロー改善に対応するBPM製品まで、「機能面での違い」が大きいところにある。ワークフロー製品の比較検討の場では、この「目安箱制度」を準用してみるのが良い。理由は以下の3つだ。いずれも現実感をもって「体験」する所に意味がある。是非、試してみてもらいたい。
- すべての従業員がスムーズに開始や投稿をできるかを確認できる。(ユーザインターフェース)
- データ閲覧権限の機能レベルを議論検討できる。(データモデルの複雑度レベル)
- 差戻や条件分岐等のフロー制御を体験できる。(フローモデルの複雑度レベル)
ちなみにクラウド型ワークフロー『Questetra BPM Suite』も無料で試せるワークフローの1つだ。以下のマニュアルを参照すれば、スグに Google Apps アカウントでログインできるようになる。
◆Questetra BPM Suite 導入事例: Sansan株式会社
◆Google Apps 導入事例: 株式会社ジェイティービー (JTB)
[ダウンロード]
- 業務テンプレート:目安箱フロー
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