障害情報の迅速な社内共有に、適切な同時並行処理を!

2012年8月6日
(1)分岐と(2)分流は違うね!!

鉄道の場合、(1)「分岐器」でどちらかの線路に車両が導かれる。河川の場合、(2)「分流ポイント」で両方の支流に水が流れる。一方で業務の流れの場合、分岐(split)するケースもあれば、分流(fork)するケースもある。

以下のワークフロー定義は、『震災発生時』や『気象警報発令時』に、あるいは『重大なサービス障害が発生した時』に、社内で共有すべき「緊急連絡」を迅速に決定する業務フローだ。誰が何をすべきか? 同時並行的に処理すべき事項は何か? 結果として整理された正確な情報を素早く伝えたい。

[災害トラブル緊急情報共有フロー]



分岐だけで業務の流れを設計し、その「一本道」に沿って各仕事を一つ一つこなしていたのでは、全体完了に時間がかかる。つまり、素早く緊急速報を作成しなければならない様な業務では使えない。
ここで紹介した業務フロー手順は、分岐(条件分岐)と分流(同時並行処理)を上手に使い分けている。すなわち『担当取締役』と『関連責任者』の両名が同時並行的に、社内告知文の作成と事実確認等コメントを分業処理する仕組みは素晴らしい。

ちなみに業務によっては、分岐後や分流後に「合流」させると言うケースも色々ある。他例を参照してもらいたい。

[災害トラブル緊急情報共有フロー : 「2.情報レベルを判断する」画面]

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