自動更新ビジネスにおける月次請求書発行業務

2011年10月11日
月次で請求書を発行するビジネスは多い。
クラウドの3要素「IaaS・PaaS・SaaS」は言うまでも無く、人材派遣の請求(派遣業)、掛け売りの回収(製造業建設業等多くの業種)など、様々な業種で、毎月請求書が発行されている。

ルーティーンな業務フローだけに、効率化や改善がもたらす効果は大きい。

以下のワークフロー定義は、「請求書作成フロー」が終了する際に、「次の請求書作成フロー」を自動開始させておく仕組みだ。つまり、自らが死ぬ前に自分自身のコピーを生んおく仕組みだ。

具体的に言えば、タスク『3.請求書作成発送』の直後の「メッセージ送信中間イベント」(複製)で、「メッセージ開始イベント」(複製開始)を呼び出す仕組みとなっている。

<各タスク名>
0.新規受注報告、1.請求書情報確定、2.請求書情報確認、3.請求書作成発送、4.入金確認


この場で「月次決算の早期化」と言ったつまらない事を書く気は無い。BPMで最も大切な事は、業務進捗のリアルタイムでの可視化だ。ポイントとなるのはタスク『4.入金確認』(いわゆる消し込み作業)の前に、次の請求書発行プロセスを開始させておく点だ。『4.入金確認』のタスクが締切(入金期限)までに終了しないプロセスが発生している様なら、何らかの業務改善が必要だと言える。

なお蓄積されるプロセスデータから「売上集計」はもちろん、「次月の売上値」も可視化される。また、「顧客情報」(いわゆる顧客マスター)もプロセスデータとして複製され続けるので、毎月の請求書発行プロセスの中で「マスターメンテナンス」が行われ続けるだろう。

[請求書の月次発行プロセス 「2.請求書情報確認」]

[メッセージ送信中間イベントHTTPの設定画面「複製」の設定画面]

[営業部内メールの設定画面]


<類似プロセス>

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