第556話:月末請求フローに Stripe API

2017年10月10日

業務:毎月のカード課金

月末の請求業務が、大幅に省力化された!

新しいワークフローアプリでは、担当営業が登録した「今月の請求金額」が部長承認されれば、そのまま自動的に「クレジットカード課金」が行われる。経理サイドが「請求書の印刷/押印/郵送」といった作業を行う必要はナイ。当然ながら「銀行入金確認」といった作業もイラナイ。Stripe 万歳! API エコノミー万歳! Questetra 万歳!

ちなみに、お客様にも好評だ。

「請求書の承認」や「振込の手続」といった実作業がなくなった事(!)もさることながら、費用明細が「通知メール」で確認できるのがイイ(!!)、らしい。(ペーパレス)

(「銀行API」も早くオープン化されればイイのに…)

課題:誰に請求してないか?

ただ、、、現状では「全てのお客様に請求できたか?」が分かりにくい。

たしかに『1r.課金額の入力』からワークフローを手動開始(再利用開始)するだけだ。しかし、その開始を「手動」に依存すると、たとえば「前月請求したお客様全員にヌケモレなく請求する」が実現しづらいのだ。

請求件数が増えれば、いつの日か「請求し忘れ」が発生するだろう。。。(ハテサテ)

[クレジットカード課金プロセス-再帰呼び出し]



解決:次回の申請を自動開始させる

『得意先への請求』といった「毎月の処理」が発生するようなケースでは、「次回分の請求」が自動開始される仕組みを組み込んでおくことで、「ヌケモレ」を防ぐことができるようになります。(再帰呼出/自己呼出)

具体的には、
  • A. 最下流に[メッセージ送信中間イベント(HTTP)]
  • B. 最上流に[メッセージ開始イベント(HTTP)]
を配置することで、案件の処理が最下流に到達した際に「次回分の処理」が自動的に起動されるようになります。

この様に設定しておけば、たとえばお客様へのカード課金が月末に行われる会社なら、月初には、営業チームの[引き受け待ち]に、たくさんの『1rr.課金額の入力』が出現していることでしょう。複数人が協調して「次回の請求」をヌケモレなく行う、も極めてカンタンに実現できます。(なお「締切日」は「到達後30日」に設定すると更に運用しやすくなります)

考察:次回に引き継がないデータ

たしかに案件データの内『お客様情報』については、全てがコピーされるべきです。

すなわち「お名前」「Email」「Stripe CustomerID」といったデータは、そのまま再利用されるべきです。(もちろん「メールアドレスが変わった!」といった場合には柔軟に対応が必要です)

ただ『課金情報』については議論の余地があります。

つまり「課金金額」というデータ項目に前回の数字が入ったまま開始されていると、担当者は「入力した」と誤認してしまうケースが発生してしまいます。もし「毎月の請求金額が大きく変動する事業形態」なのであれば、「課金金額」というデータについては、あえて引き継がない方が良いのかも知れません。

<クレジットカード課金プロセス-再帰呼び出し:「1rr.課金額の入力」画面>

<データ項目一覧画面>


[雛形ダウンロード (無料)]
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