(1) たとえば「回答用の Web フォーム」を作成し回答してもらうという方式。
Questetra の業務プロセス定義でいえば、先頭に [フォーム開始イベント] を配置すればよい。「回答用の Web フォーム」が自動生成され、アンケート回答が入力されるたびに、ワークフローが起動する。(社内ユーザに限らない)
⇒ 使い方220 自動開始 公開フォーム画面に入力があった時に自動的に開始されるように設定する
(2) あるいは定期的に「アンケートに回答する」というタスクが割り当たるという方式。
Questetra の業務プロセス定義でいえば、先頭に [タイマー開始イベント] を配置すればよい。「毎月1日」や「年に4回決まった日時」など、セットされた時刻になると関係者のマイタスク一覧に「アンケートに回答する」という仕事が一つ増える。
⇒ 使い方217 自動開始 決められた日時に先頭処理が自動的に開始されるように設定する
いずれの方式もその下流工程において、「アンケート回答に対して御礼を送る」や「どちらとも解釈できる記述について回答者に確認する」といった様々な作業工程を設計する事ができる。だが、、、これらの方法は、アンケートごとに業務プロセス定義を作成する([プロセスモデル] を作る)ことを意味する。重要なアンケートであったり、何度も行われるアンケートであれば、これらの方法で良い。
多様なアンケートを、もっと気軽に流せないものか?
たとえば、理解度を確認したり、意見集約をしたり、飲み会のお店候補に投票してもらったり、、、、、汎用的に使えるアンケート・ワークフローとは、どの様なプロセス図になるのだろうか? (もちろん [プロセスモデル] の複製を行い、編集すべきトコロを編集し、別の業務として定義すれば良いだけではあるが。。。)
[汎用アンケート・レビュー]
[汎用アンケート・レビュー:「1.設問と回答選択肢を設定する」画面]
そもそも「業務」とは、一連の作業工程だ。その作業工程に従って、日々の案件が繰り返し流される。
少々ヤヤコシイ話になるが「業務の捉え方」によって、流れる「案件」の数え方も変わってくる。アンケートの例で言えば、「A.1つ1つの回答」のレベルで捉えるか、「B.1回1回のアンケート実施」のレベルで考えるか、で業務の定義が大きく異なり、その数の数え方も変わってしまうのだ。
ここで紹介した業務プロセス定義は、汎用的で、繰り返し使える様な、、、その上流工程で設問を設定し下流工程で社員が回答する様な、、、そんな業務プロセス定義になっている。つまり繰り返しサイクルを「B.アンケート実施」のレベルで捉えている。
「ポスターの出来栄えを問うアンケート」や「ドラフト提案書の改善点を問うアンケート」など、様々なアンケートが上流工程で設問設定され、下流工程で回答される様になる。もっとも、業務のデータセット(データ項目)は基本的に同じフォーマットになるため、アンケートごとに自由な設問数にするといった自由度が減る。
ヘンな表現だが、このワークフロー・サンプル、、、業務の抽象度(繰り返しの単位)について実感するに悪くないサンプルだと言える。
参考) 「業務プロセス」 って、なんですか??
PS:
少し混乱させてしまうかも知れないが、、、Questetra では不特定多数による工程が定義できる様に拡張されている。([チームタスク] と呼んでいる)
世界標準記法 BPMN には無いアイコンだが、OMG のソーリー会長に言わせれば「日本的でとても興味深い拡張だ!」だそうだ。(将来、世界標準に組み込まれるかもしれない)
<データ項目一覧画面>
雛形ダウンロード (無料)
- 業務テンプレート:汎用アンケート・レビュー
- 社外からの通報、どう対応しているの? (回答業務フロー) (2014-02-17)
- 資料請求への対応、「完全自動化」できるか? (2014-03-31)
- イベント参加証を PDF で送る (ワークフローの自動化) (2014-03-17)
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