新年あけましておめでとうございます
日本のお正月は、1月1日から3日が「休日に近い状態」となり、4日から少しずつ「平常」に戻っていきます。たとえば『証券取引所』が取引を始めるのは、(土日が重ならない限り)、1月4日と決められています(12月31日から1月3日は全面休場)。また『行政機関の休日に関する法律』では、12月29日から1月3日が「行政機関の休日」と定められています。
ということで、今日(1月2日)は、日本中の多くの社会人が、ぼぉ~っと過ごしています。
しかし、企画系のオシゴト(※)をしている人であれば、こんな休日であっても「閃いたアイデア」をワークフローに載せておきたいと考えるかも知れません(??!) ※ 記者、作曲家、新商品企画、などなど
メールでも開始できる業務プロセス
以下のワークフローは、一般的な申請系ワークフローの様に〔1.アイデア登録〕から「プロセス開始」させることもできますが、別途、メールによって〔1x.アイデア登録〕を開始させておくことが出来るワークフローです。ポイントは、メールの「Fromアドレス」を使って、最初の処理工程(先頭工程のあるスイムレーン)の処理担当者が決められているところです。
「閃いたアイデア」程度なら自分あてにメールするだけでも十分だ、、、というウワサもありますが、この仕組みを理解しておけば、たとえば「他システムとのメール連携」などへの応用もできます。連休を活かして、クラウド型ワークフローの無料版で「業務モデリング」の体験をしてみるのも良いかも知れません。
[メール開始プロセス]
[メール開始プロセス:「1.アイデア登録」画面]
到着メールを参照して、処理担当者を決定する方法
このプロセス図一番左上の〔メール着信〕とある丸アイコンは『メッセージ開始イベント』と呼ばれるモデリング要素です。このイベントを配置すれば、とあるメールアドレスにメールが到着する度に、自動的に案件が生成されます。(そして、案件としてワークフローを流れていくことになります)(実際のメールアドレスはイベントのプロパティを参照してください)ここでは、到着メールが参照されて、
- メール From ⇒ Fromアドレス (文字列型単一行)
- メール 本文 ⇒ アイデアの内容 (文字列型複数行)
- 添付ファイル ⇒ 関連ファイル (ファイル型)
<イベント設定画面>
その後案件は、次に〔コンバータ(Email to Quser)〕という自動処理工程に到達します。そこでは『Fromアドレス (文字列型単一行)』が参照され、
- アイデア登録者 (ユーザ型)
<自動工程設定画面>
そして、案件は〔1x.アイデア登録〕という人間工程に到達するのですが、この工程は
- 『アイデア登録者 (ユーザ型) で指定されたユーザ』が引き受ける
<割当ルール設定画面>
添付ファイルも取り込み可能
仕組みとしては、少しヤヤコシイ手続きを経ることになるのですが、「メール送信」によって第一工程を起動しておけるのは便利です。たとえば、経費精算申請や工事進捗報告などの業務においても、スマホ撮影した画像をメール添付しておけば、情報入力の手間が大幅に省力化できます。
是非一度お試しください。
▼自動処理工程『コンバータ (Email to Quser)』の内部で行われている処理 (サーバサイド JavaScript)
//// == ワークフローデータの参照 / Data Retrieving == var quserEmail = data.get( dataIdA ) + ""; // Email-Address //// == 演算 / Calculating == var quser = quserDao.findByEmail( quserEmail ); //// == ワークフローデータへの代入 / Data Updating == retVal.put( dataIdB, quser );※converter-email2quser-20161221-addonxml
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート:メール開始プロセス
- アドオンXML:コンバータ (Email to Quser)
- 第464話:立替金精算依頼を回す(基本業務パック) (2016-01-04)
- 第512話:世界で一番短い業務プロセス? (2016-12-05)
- 第507話:スケジュール情報を『Calendar 連携』で! (2016-10-31)
- M218 自動開始: 特定メールアドレスにメールが届いた時に自動的に開始されるように設定する (使い方)
- M415 自動工程: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を追加する (使い方)
- M416 自動工程: 業務プロセス定義で利用可能な自動工程を自作する (使い方)
[英文記事 (English Entry) ]
0 件のコメント :
コメントを投稿