「電力使用率」などの外部環境変化で開始されるワークフロー

2014年12月1日
「1時間おきに確認する、、、1日で10回。。。」(ループ)

実に面倒な作業なんだけど仕方ない。。。 ウチは公的機関なので、率先して「節電」を行わなければならないのだ。 ここで言う確認作業とは、電力会社が発表している「電力使用率」のコト。1時間平均の実績値が89%を超えると警戒し、94%を超えると、(1)複合機とシュレッダーの電源オフ、(2)給湯設備の電源オフ、(3)オフィス内の消灯、(4)エレベータの停止、などの節電を実施する。

2011年に起きた「3.11」(大震災&原発事故)以降、日本の電力会社は3分おき(もしくは5分おき)に「電力使用状況」を公開してて、、、真夏以外の秋や冬でも「電力使用率」が90%を超える事が月に1-2度はある。

確かに「電力を本当に必要としている方々」を優先せねばならんのだが、正直メンドウな業務だ。Twitter やメールの通知サービスも使ってるけど、ウチの業務にぴったりフィットする訳ではないし。。。 API とか使って、何とかならないかな???

[節電実施フロー]


[節電実施フロー:「消灯など」画面]

なるほど「電力使用状況」を確認するには各電力会社のホームページを見るのでも良いが、Yahoo! Japan さんなどが API を公開しているので自動的に取得する事ができる。

例えば、毎時10分に自動的に HTTP リクエストを投げると、この様な JSON データが返ってきた。

http://setsuden.yahooapis.jp/v1/Setsuden/latestPowerUsage?appid=<あなたのアプリケーションID>&output=json&area=tokyo

{"ElectricPowerUsage": {
"Area":"tokyo",
"Usage":{"@unit":"kW","$":38340000},
"Capacity":{"@unit":"kW","$":45870000},
"Date":"2014-11-25","Hour":18}
}

そこで「実績値」と「供給力」をベースに「電力使用率」をスクリプトで算出した。いやぁ、ワークフローの自動化は、ホント便利。これでまた少し「人間の仕事」が減った。
ちなみにこの手の自動化、、、本格的なプログラミング知識までは要らないにしても、簡単なスクリプトが組める程度の知識はどうしても必要となる。
編注) 電力使用率がイキナリ94%を超えてしまうケース・・・、については次号で。

<データ項目一覧画面>

<サンプルスクリプト:電気使用量の設定>


[雛形ダウンロード (無料)]
<類似プロセス>
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