前回紹介した日報ワークフロー(※)があれば、いつでも売上高の日次変動を確認できる様になる。絞り込み機能を使えば、任意の期間の売上高を集計する事も容易だ。しかし一部の売上高報告が、異なる通貨になっていればどうか???
※ 「日報」に気象データを取り込む意味(天気API活用)
以下のワークフローは前回紹介の『営業日報フロー』をベースに、当日の為替レートで売上高を変換する機能が追加されている。すなわち、その日の為替レート情報をインターネットから自動的に取得し、海外店の店長が入力した売上高(現地通貨)を本店通貨表記に自動変換する仕組みだ。実際に本店の通貨に換金するタイミングは異なるにせよ、売上高の「速報値」を自動集計できるようになるのはスバラシイ。
[営業日報フロー-為替]
[営業日報フロー-為替:「1.営業日報の提出」画面]
この例では Google 社が公開している API (非公式API)を呼び出している。実際に「送信するリクエスト」と「Google さんからのお返事」は、それぞれ以下のとおりだ。
◆API Request
http://www.google.com/ig/calculator?hl=en&q=1USD=?JPY
◆JSON Response
{lhs: "1 U.S. dollar",rhs: "98.0392157 Japanese yen",error: "",icc: true}
自動取得した為替データを活用して、業務データ『売上高USD』を『売上高JPY』に変換するスクリプト(「スクリプトタスク」に設定する内容)は以下の通りだ。もしエクセルを使いこなす方なら、様々な応用を思いつくだろう。
var exchangerate = data.get("15").match(/rhs: "([0-9]*.[0-9]*)/);
retVal.put("9", java.math.BigDecimal( Math.floor(exchangerate[1] * data.get("17")) ) );
retVal.put("10", java.math.BigDecimal( Math.floor(exchangerate[1] * data.get("18")) ) );
[プロセスデータ項目一覧画面]
[ダウンロード]
- 業務テンプレート:営業日報フロー-為替
- 目指せコンシェルジュサービス! 回答所要時間を自動記録 (2013-10-15)
- 立替金フロー、月初の自動起動がイイ、PDFの自動生成がイイ (2013-07-01)
- 日報の承認、翌々日には「自動承認」されマス (2012-07-23)
- 【自動処理設定】 スクリプトを記述して、業務データを自動的に処理する (使い方)
- 【自動開始】 「とある時刻」にチーム全員分のプロセスが自動起動するように設定する (使い方)
- 【ルール設定】 申請者の上司に仕事が割り当たる「割当ルール」を設定する (使い方)
- クエステトラ: クラウド型ワークフロー、問合フォーム連携機能を追加 (プレスリリース:2013-10-07)
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