ナニコレ? じゅもん?? しかしコレ… IT 業界人の間では「珍しくない表現」らしい。要は、(沢山のコンピュータで構成される) IT システムを構成するコンピュータについて、
- 人間に遠い側のコンピュータを「Backend」、
- 人間に近い側のコンピュータを「Frontend」
具体的に言えば、ユーザ管理、データベース管理、ファイル管理、などを担当する仕組み(コンピュータ)が Backend と呼ばれ、パソコンアプリやスマホアプリが Frontend と呼ばれている。最近では「Backend as a Service」や「mobile Backend as a Service」なる言葉もあって、より利便性の高い「フロント開発」に注力するのがトレンドになっている。
しかし、、、
情報通信が進化した時代、「ヒト」だって常にネットワーク上に居る。バックエンドと言う仕組み、、、何もコンピュータだけで構成される必要は無い。業務プロセス管理(BPMS)は、ヒトを含むバックエンド・システムだ。 (「(クラウド)コンピューティング」とは言えなくなるが…)
例えば「請求書発行システム」にヒトが介在していても良い。いや、むしろヒトが介在した方が成果物品質は向上するような気がする。。。そこで、ここでは「郵便物の送付依頼システム」と言うバックエンドについて考えてみた。このワークフローにおいては、送付状こそ自動生成されるが、封入や投函はヒトによって行われる。
ん?、、、更にこれに API を追加すれば、より自動化された「バックエンド・システム」になるような。。。
[郵便物郵送システム]
[郵便物郵送システム:「1.送付先情報+送付物の入力」画面]
そもそも「書類郵送」なんて慣れてない人からすれば面倒この上ない。まずは送付状を作成するために『送付状 雛形 書き方』あたりで Google さんとニラメッコする所から始まる。なんとも不毛な時間だ。もしこの「バックエンド」を利用すれば、郵送事務になれていない社員でも、ミスなく、失礼なく郵送する事ができるだろう。
また、
- 見積書、請求書は「3つ折りの通常郵便」でよい。
- カタログ、パンフレットは「レターパックライト」でよい。
- 契約書は「書留郵便/レターパックプラス」にしなければならない。
- 郵送の内容が全て記録される
- 作業の現在進捗が可視化される
なお、この「バックエンド」システムに API を追加するには、以下の様な「自動開始イベント」を追加すればイイだけだ。これで、他のワークフローからも呼び出せて、また自社作のスマホアプリ等からも呼び出せる様になる。
[郵便物郵送システム2]
更に、メール開始用の API も追加すれば、郵送依頼のドラフトを立ち上げておくことも可能だ。複合機からメール添付で届いたスキャンファイルを、そのまま郵送依頼に流す業務など、利用シーンを広げられるかも知れない。
[郵便物郵送システム3]
※ ちなみに、「Frontend / Backend」に似た言葉に「Front-Office / Back-Office」がある。これはセールスや店舗などの販売最前線の部門と、それを支える経理や総務などの部門を言う。「ITシステムの構成」と「組織の部門構成」を混同して使うと混乱するので注意が必要だ。
<データ項目一覧画面>
[雛形ダウンロード (無料)]
- 業務テンプレート
- 送付状PDF生成ための [台紙PDF]
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