稟議ワークフローに大事な「組織」と「ロール」

2012年1月23日
業務システムだけでなく、UNIX/LinuxなどのOSや、ディレクトリサービス等、多くのシステムで採用される「グループ」の概念。 Google Apps は、近年になって『Organization』と『Group』の2つのグループ概念を持つようになった。

会社の組織構造をツリー構造で管理するのが『Organization』だ。「営業部」「マーケティング部」「経営企画室」・・・。それぞれに、所属メンバが設定される。異動や組織変更の機会を除いて日頃あまり設定しない。

対して『Group』は、組織構造に関係なく様々なまとまりを設定できる。「サッカー同好会」「取締役」「部長(50万円決裁可)」など。

Questetra BPM Suite では、組織構造に関係なく設定できるまとまりを『ロール』と呼ぶ(ことになった)。(Ver 8.3 以降) では早速、『組織構造』と『決裁権限ロール』の両方を活用した稟議プロセス(稟議ワークフロー)を定義してみたい。


[稟議フロー(組織・ロール)]




[稟議フロー(組織・ロール) 「1.稟議申請」画面]


[スイムレーン設定画面]


結論から言えば、『ツリー構造の組織』以外に権限レベルを『ロール』で設定することで、仮に組織構造を「課」「掛」「チーム」などに細分化した場合でも、管掌部長が相対的に指定できる。便利だ!! (なんだか説明になってない) 

ワークフロー・エンジンが、『組織構造』と『決裁権限ロール』の両方をみて、規程やルールにのっとった決裁者を自動的に認識する訳だ。起案者は決裁ルートを全く気にしなくて良い。 (やっぱり説明になってない)

なんなら「社長権限」もロールにしてしまおう。「社長権限ロール」(グループ)に誰かを追加すれば「社長代理」を任命したことになる。


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